朝から激怒したこのニュース。
サクセット株式会社に対する検査結果に基づく勧告について
怒りながらも抜粋。
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(3) 管理部係長代理は、上記(2)記載の企図のもと、平成19年6月12日から同月15日にかけて、当社の各営業員に対し、本件NZドル/円取引の買建てに係る仕切り売り希望の有無を確認するよう指示し、かかる指示を受けた営業員が取引の勧誘を行った。
この結果、売付け及び買付けの価格の双方があるにもかかわらず、顧客に対してこれらを同時に提示することなく、46顧客から仕切り売り注文(成行)を受注し、当社カバー先が提示する価格より、さらに1通貨単位当たり約4円から2円低い価格で約定した。
一方、管理部係長代理は、当該約定後、当社カバー先における仕切り売りを提示レートで行うことにより、当社は対顧客と対当社カバー先との取引の差額として、売買益48,526,300円(当社が顧客に説明しているスプレッド、手数料を除く。)を取得した。
2ウェイを出さすに、しかも2~4円も異なるレートで約定させていたとは!!
しかもこの儲けっぷり!48,526,300円!!
こういう業者がまだ存在していたとは、呆然です。
これじゃあ、どんなに業者が頑張って、良いイメージを作ろうとしてもぶち壊されてしまう訳です。
被害者の方には申し訳ないですが、お取引の前には必ず実勢レートをチェックして頂きたいです。
自分のお金は自分で守らないといけません。
決してプロだから大丈夫とか、大きい会社だから大丈夫なんて思ってはいけないと思います。
もし電話での取引で、片方しかプライスを出さないのであれば、絶対に2ウェイで出させてください。
ビッドとオファーがかけ離れているかどうか、すぐにわかります。
それと、業者との電話(トラブル等)は録音しておくことをお勧めします。
インターバンクでも業者でもそうですが、こうしたトラブルの時や合法的に仕事ができているかなどチェックするために録音をしているのが普通です。
何かあったら裁判等で証拠として出せます。
またネットであっても、必ず記載が間違っていないかをチェックして頂きたいです。
人為的ミスではなくても、たとえばうるう年とか何らかのカレンダーのイレギュラー処理がされてなかったりとか、間違えが全くないとは言えません。
対面取引、コールセンター取引の場合は、録音ができない場合は必ずメモとかにやり取りを残すことをお勧めします。