TOO SHY SHY BOY | 劇団りばうどの舞台裏噺〜零細一口馬主劇場〜

劇団りばうどの舞台裏噺〜零細一口馬主劇場〜

一口馬主、POGの備忘録。零細ノルマンディストです。ウインとシルクにもお邪魔しています。
非常にライトな乗り鉄話もします。どれも薄味ですがよろしくご覧下さいまし。

楽しい劇団メンバー達
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同期という言葉に飢えています。
そんなわたしの職場では上が近くてプラス3歳、下は-7歳という離れ方。
年代の固まっているボリュームゾーンは、+10歳〜ですから、話が噛み合わないこと、それ日常です。

青春の音楽?わたしはミスチルスピッツTKなどそんな話がしたい。その話、出来ない事はないですが、結局「あ、この人に無理させてる会話だな」と感じてしまうのです。だからあまりしない。むしろYou and Youの会話に食らいついてやりますよジェネレーションギャップなんてワイのトークスキルでカバーしたる。さぁ、どんどんきやがれ!


…だめでした。

考えてみれば、わたくしの実家、テレビ主権が父にあるという典型的に昭和な家庭でして、バラエチーの替わりにいつも流れていたのは巨人戦。
典型的過ぎるよなぁ。こうしてわたしは巨人と野球が嫌いになった。野球そのものとは大人になってよくやく国交を回復し、むしろ今は別チームのファンとして野球を愛している。問題はそこじゃなく、

大衆的なテレビネタがなんもわからん人間になってしまった/(^o^)\

ということ。テレビを見る習慣がどうも身につかないのよね。学生時代最も苦労したのは流行りの芸人ネタね。飲み会では鉄板アイテムなんですが、私には全くわからんし、そういう奴がイマイチ乗り切れず、飲み会なんかですみっこぐらしをしているとだよ?どうなるか。

オタク認定されちまうんだ。

まぁそれについては、全く間違っているわけでもないしいいんだよ。
あたくしが言いたいのは、テレビについて親が生殺与奪を握り過ぎるとさ、こういう人間になっちまうんだ。テレビを全面的に認めるわけじゃないけれど、流行り廃りはコミュニケーション能力の一部なんですよね。多少気になる内容でも、子供を信じて見せてやって下さい。今は絶滅危惧種だと言われているが、いるんだったら届いてほしい。

そこのNHK推奨型亭主関白さん、あなたに。

話を戻しますが、そんなこんなでただでさえ世代の違うコミュニケーション的魑魅魍魎の世界で、あたくしはハンデ65キロぐらいを背負い込んでヒイヒイ七夕賞に出ている馬も同然。違うとすれば65キロ背負う馬は実績があるけどあたくしにはテレビネタという実績が全くないということね。ただハンデだけを課されて会話というストリーミングに打ち込まれる。辛いぜ。重いぜ(会話が)

そんな職場で最早様式美のように繰り返されることがある。

+10レディA「俺氏さん、TOO SHY SHY BOY知ってる?」
+10レディB「いやー俺氏さんは知らないよ」
俺氏「ギンシャリボーイ?(難聴)」
AB「やっぱり」
AB「じゃあ俺氏さんとあたし達の丁度真ん中世代のCさんに聞いてみよう」
C「観月ありさ」
ABC「やっぱり(俺氏だけしらないじゃん)」

と、まぁこんな感じ。

悔しくって、悔しくって、トイレの中で泣きながら調べてみました。


知らんがな。


まぁでもこんな話の流れどっかで見たことある感じやなぁと思い、今考えてみたんだけど、あれだよね。

シンボリルドルフの現役を知らない?
トウカイテイオーの復活勝利ご存知でない?
ナタの切れ味(←親父の世代

みたいなあれ。
競馬って経験と知識と情報がモノを言うじゃない?
だから新規勢、ライト勢にあえて昔の話をふっかけたがる層が少なからずいるんじゃないかな。
情報は後世でも知る事はできる。
だけど、リアルタイムの熱、高揚感って奴は確かにその世代を生きた賜物なんですよね。それは字面や動画では決して分からない。そこは認めます。
だけど、そんなものは、新たな世代にはどうすることも出来ない。自慢げに語るくらいはよし、それをひけらかすようではよろしくなくてよ?

自分も競馬歴は10年をゆうに超えますが、これから競馬ファンになる層ってのは現役のウオッカも、ディープも、オルフェーヴルも知らない。そんな世代に煙たがられないようなイチスマート系競馬ファンを全うしたいなぁと思った、とある帰宅の途上にて。

余談

競馬などのギャンブルコンテンツは、同族にはどこまででも差さる魔性の武器ですが、わたくしのように女性比率の高い職場に籍を置く場合、あえて口にすべきでない類の毒物です。
ちょっとした間を華やかなものにする、魅惑のトークスキルを手に入れる為には、対女子用のあたり障りなき鉄板ネタを常に入荷せねばなりますまい。
(思わず同じ話を繰り返しちゃう、それはもうおじいちゃんだからね)
じゃあそれが何かっていうのはまた別のお話。

他愛のない話って時に一番難しいとおもうの。