みなさん、こんにちは
今回、フリーのルールについてお話します。
フリーは、名前の通り、原則的に自由な演技で表現します。但し、プログラムに含むことのできる
要素で演技しなければなりません。以下に男子シングルについて説明します。
※女子シングル、男女ペア、アイスダンス、各種目にてジャンプ回転数、演技内容等、
プログラムに含むことのできる要素は異なります。
■男子シングル
【ルール】
13個の要素(ジャンプ、スピン、ステップ、コレオシークエンス)が演技可能。
演技時間:4分20秒~4分40秒
【必須要素】
<ジャンプ>
以下の条件を踏まえて最大8回可能。
・アクセルジャンプは最低1回は演技する。ダブルアクセルは2回まで演技可能。
・コンビネーションジャンプは3回まで演技可能(3連続ジャンプは1回のみ)
・同種類のジャンプ(3回転・4回転)は2回まで演技可能。但し、そのうち1回は、
必ずコンビネーション、またはシークエンスに組み込まれたジャンプでなければならない。
<スピン>
以下の条件を踏まえて最大3回可能。
・全て異なる種類のスピンであること。
・各スピンが必ず以下の条件を満たすこと。
- コンビネーションスピン1回:足換え1回以上。合計10回転以上。
- フライングスピン、もしくはフライングから入るスピン1回:6回転以上。
- 単一姿勢でのスピン1回:6回転以上。
<ステップ>
以下の条件を踏まえて最大1回可能。
・リンク全面を使用すること、ジャンプを入れることも可能。
<コレオシークエンス>
以下の条件を踏まえて最大1回可能。
・ステップ、ターン、繋ぎジャンプ、スピン動作等、あらゆる種類の動作で構成され、
リンク全面を使用する、ステップシークエンス後に行う必要がある。
では、上記以上の要素の演技をした場合、どうなるのでしょうか?
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答えは、演技点とはなりません。例えば、無理してジャンプを9回以上演技しても、
現時点のフリーのルールでは、8回分のみの演技点となってしまいます。
フリーは、ショートとは違って、各選手ごとで基本的に自由に選んで演技できるため、
個人の表現力、芸術性が見ることができます。
フィギュアスケートは、ショートは、技術力、フリーは、表現力、芸術性を見ることによって、
できるだけ公平に評価できるようになっています。
ただ見るだけ、順位を確認するだけでなく、それぞれの選手がどんな演技をしているのか
見てみると面白いですよ