遠心分離では強大な加速度が加わるので、
懸濁液や乳液等はろ過や抽出操作で分離することが困難なのだが、
密度差がわずかでも遠心力がそれぞれの分散質を異なっている相に分離するよう働き、
通常、分離困難な試料に対してでも有効に働く場合も多くある。
回転子は用途によって様々な形状が存在する。沈殿管(ちんでんかん)と呼ばれる試料容器は試験管、
スピッツ管、ディープウエルプレート、マイクロチューブ等を使用しており、
通常はアダプターを交換することで、
種々の容器に対応が出来るようになっているものも多くある。
又、回転子の重量配分に偏りがあるとすると高速回転時に振動が発生し危険なので、
サンプルは重量配分に偏りのないようにセットされる。
いずれも、回転速度によって遠心力ベクトルが変化するというのに対し、
管の向きを鉛直に保つよう振り子式の支点でアダプターを回転子に保持させる。
ただし、管の角度が常に一定とされる遠心分離機も存在する。