シンデレラの映画を見てきました。
個人的には、とても好き。
王子との出会いのシーンが、特に。
堂々と言葉を交わす中で、王子が外見だけでなく
シンデレラの内面の美しさにしっかり気づいて、そこに魅力を感じるという設定。
その王子を育てた、王様の深くて賢明な愛。
死ぬ間際に、息子の結婚についてふれ、王子を試す。
そして、立派に成長し自立した事を確認する。
自分を超える息子を育てたリーダー。
なかなか男性には難しい事だけど、しっかりやってのけた王様。
だからこそ、王子はシンデレラを引き寄せたんだなって。
（滝川クリステルの破局の理由が本当なら、世界のオザワは、やはり大物だった。。。というべきでしょう。
そして、息子は偉大な父を超えられなかったという事なのでしょうね。）
見た方は気がついたでしょうか？
あの継母のセンスを。
洋服のデザインや色遣い、身のこなし。
とてもきれいです。
それに引き換え、娘たちのゴテゴテっぷり。
まるで洗練されていません。行動も、言動も。
何故か？
実の娘にも、女として負けたくないという、
オンナなら心の奥に誰もが持っている（持っている事に向き合い克服する人も居れば、
見なかった事にして避ける人も居ますが）、老いに対しての不安や
若い女に対しての嫉妬、それが最後に正直に、シンデレラに向けられます。
実の娘を、母親なら愛するもの。。。と思い込んでる人は多いですが、
実際はそんな事はありません。
無意識のレベルでの嫉妬や怒りは、娘に対して
服装の厳格化、付き合う男性への非難、メイクや下着に対しての批判、体型や顔についての
マイナスなコメントなど、わかりやすいものからそれとは気づかないレベルのものまで、
色々な形で現れます。
毎日せっせと揚げ物をつくって、太らせようとしたりね。(笑)
外見の美にお金をかける人は多いですが、
ある程度人間として中身のある人との結婚を望むなら、
自分の中身を一度点検してみないと。。。という事に気づかされる映画でした。
継母の登場のシーンで、迫力の演技に涙が出ました。
ココロを閉ざし、ダークサイドに堕ちた人の眼差し。
怯えていビクビクしている人と、根っこは同じだけど
攻撃的で残酷な行動に出るタイプの人の眼。
攻撃は最大の防御だと信じてるから。
怖いから、信じられないから、傷付きたくないから、牙をむくのよね。。。
そして。
誰も愛してくれないから、益々孤独で邪悪になっていく。
自分をわかってくれない人達に、復讐をしたくなるのね。
継母の氷のような眼差しと
シンデレラの母親の陽だまりのような眼差しと。
内面の美しさは、外見に出る。。。
とても深い映画です。連休に是非、大切な人とご覧ください♪
本当の勇気と優しさを発揮できる自分でありますように♡