□時間の誤解
時間を過去から未来へと続く一本の流れの様に考えるのは間違いだ。その様に感じてしまう事こそが、宇宙のトラップでありこれによって空間の概念も三次元化されている。便利ではあるが、それによる誤謬を知っておく必要がある。時間軸での今の断面は、瞬間消えて無くなっている。有るのはその時間を体験したという記憶だけだ。その体験から学ぶ事が有れば、それは経験としてその人の概念に蓄えられ、過去の場面はそれ以上の意味を必要としなくなる。つまり時間としての過去は、経験として吸収されれば、それで役割は達成されるのだ。更に未来は今の気分で想定される。そもそも現在には存在していない。端的に言えば、未来は決して体験出来ない時間なのだ。そんなものを扱おうとする事に無理がある。しかし未来は今の気分で想定されるなら、今を扱う連続が未来を体験しているとも言えるのだ。時間の連続性は、「今」が永遠に続く体験であり、時間はそれ以外にない。過去の後悔も未来の不安も、「今」の扱い方を学ぶことで対応可能なものとなるのだ。時間の誤解からの解放はその人自身の意識の解放になっていく。