長生きの秘訣 *☆*:;;;:*☆*:;;;: | 吹田・関大前☆タロットリーディング@静心庵◆叶 淨華◆           

吹田・関大前☆タロットリーディング@静心庵◆叶 淨華◆           

関大前駅すぐの昭和レトロな隠れ家サロン「静心庵」でタロットリーディングをしています。
お悩みをスッキリ解消して、癒されに来られませんか?
また「寺子屋塾@静心庵」と名付けて講座・セミナー・WSを開催しています。

もう随分昔の話、下北半島、恐山、八甲田山と旅した時の事。
途中「萱野高原」というところに立ち寄り、そこの茶店では「いかり草入り萱野のお茶」
というものを無料接待されていました。

真夏の暑い最中の煮え立つようなお茶は、かえって爽やかで、お変わりをしたものです。
そこには、大きな立て看板が立てられていて・・・
「一杯飲めば、三年長生きをし、
 二杯飲めば、六年長生きし、
 三杯飲めば、驚いたことに 死ぬまで生きる長生きの茶」
と書いてありました。
な~んだ と思いながらも、それでも私はそのお茶を買って帰ったのでした。

それについて思い出すのは曹洞宗の僧侶である「良寛さん」のことです。

あるお金持ちの老人が良寛さんを訪ねて来て、
「今、私は七十歳でございます。 恵まれた身で、何一つ不自由なことは
ございませんが、七十歳で死ぬとは、あまりにも心残りでございます。
せめてもう十年は長生きしとうございます。
何か良い方法はございませんでしょうか?」
と言います。 

すると良寛さんは、いとも簡単に、
「あるとも、あるとも。
あと十年とするなら、八十歳で死ぬことになるぞ!それでよいな」

と、言いました。

「そう言われますと、また心もとなくなりました。
もうあと十年延ばして頂くことはできませんでしょうか?」


「では、九十歳ということになる。 それで満足じゃな」

「いや、実は遠慮して申しましたので、そこまで生きられるなら、
せめて百歳まではどうでしょうか」


「よいとも、よいとも。それでは百歳でよいな。
後でもう少し延ばしてくれと言っても駄目だぞ」

「はい。もうそれで結構でございます。」

「それでは教えてやろう。
七十歳であっても、八十歳であっても、九十歳であっても、百歳であっても、
百まで生きたなと思ったら、それでよいのじゃ」


その金持ちの老人は「な~んだ、ダマされた
と言って怒って帰ったということです。

ここで、良寛さんが言っているのは、命の長さではない。
充実して深く生きることが大切だと言っているのです。

百年生きてもそれは長さであって、むなしい一生であるなら、
本当に生きたことにはならないでしょう。

たとえ五十歳であっても、深く生きたということであれば、「長生き」と言えるのでは
ないでしょうか・・・





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