1月にリペアに出したギターが帰ってきました。
当初考えていた予算が5万。
でも、結局10万超えてしまったと。
ま、それはいいとして。
1996年に8万で買ったフェンダージャパンTL52‐SPL- DP。
リニューアルして帰ってきて、めでたし、めでたしなんですけど、
リペアマン(修理職人)の腕もいいとあっしは思いますが、
話のやりとりは結構キツイもんがありましたね、ハイ。
ギターリペアの世界じゃ当然なのかどうかしりやせんが、
ニュアンスがこうも伝わらないのか、と始めは困りましたね。
あっしは、「全然知識がない」という前提を隠さず、
とにかく、ビス等錆びいている箇所は全部交換というスタンスで
入ったんですがね、それじゃダメなんですな。
細かい事すべて指定しないとやってくれない。
そんなもんだから、「できた」という度に「追加」ですわ。
ま、今のご時世、メールに写真添付ができますから、
いちいち出向かなくてもいいんですが、
あっしとしては釈然としない「やりとり」が続きましたねん。
で、数日前、完全に「できた」という知らせがあって、
受け取ってきたんですが、ブリッジの高さを調整するネジ、
いわゆるイモネジの飛び出しがキツクて、手が痛くてしょうがない。
そこでまた追加料金を出して調整しに行く羽目に。
そりゃね、
受け取りの時にきちんと弾いて確認しなかったあっしが
悪いですよ。でもさ、
「お店」がきちんと試し弾きをする環境でもないんだから、
「音が出るかどうか確認して」なんて言われただけだし、
「ブリッジのイモネジの飛び出しはどうですか?」と
聞いてきてもいいだろうが、と思うんですよね、あっしは。
口が重いわけじゃないんだな、リペアマンの彼。
話をすれば結構長話になるし、知らない事は丁寧に
教えてくれる。
でも、営業感覚というか、「クライアントの立場で話をしてみる」
というセンスがまるでないの。
ここ数か月のやり取りで、
「えー、それ始めに言ってくれよ」みたいな事が何度か。
でも、彼は平然として、
「あんたがそん時そこ言わなかったでしょ」という無言ビームを
強烈に発して、こっちを黙らせちゃう。
だけど、人は悪くない、そこも分かる。
だから、結論は「あっしとは合わないタイプ」と納得するしかない。
ま、そうは言っても10万払った「お店」だから、
ある種の不満は残るよね。
「そのやり方どうよ?」みたいな。
本人の自覚はなくても、
「一見さんお断り」じゃなくて、
「博識さんだけいらっしゃい」みたいな。
それじゃいかんでしょ、と。
じゃ、こことは今回で縁切りか、と聞かれれば、
いや、次も多分ここに依頼する、と。
なんじゃそれとお思いでしょうが、
腕に不満はありませんから、
そんで、コミュニケーションに不満があっても、
リペアマンの彼が誠実であることはよくわかるし、
リペア依頼のコツがわかりやしたから、
という事ですねん。
でもリペアやパーツ交換はお金がかかる。
そこは頭が痛い。
直したいギターが後何本かあるあっしとしては。
ま、今日は、前回に引き続き、「無意味度の最高値更新」
みたいな話で失礼しやすが、
帰ってきたあっしの愛人1号の写真で許されたし。
どうです? 結構可愛いでしょ。
ギターのボディは女性の体のフォルムに似ている、と
言ったのは、かのキース・リチャーズ大先生ですが、
「だからギターは持つんでなくて抱くもんだ」と。
ジェンダー・バイアスバリバリの意見で申し訳ないですが、
あっしも大先生の意見に同意でガス。
うっとり見とれてしまうときもままある、と。
ところが世の中にはもっと上手がいるんですね、
伝説のアイドルグループ「たのきんトリオ」出身の、
ナイスガイのロックギタリスト野村のよっちゃんは、
「ギターをおかずにメシが食えるとのこと」。
素晴らしい。
この名言対決(勝手にやらせてもらうと)、
「ボクもそうなりたい」と思わせない分、
よっちゃんの勝ちだね。
ではでは。
