だって皆やっているじゃない~哀しい相対化理論の行方~ | 白帯以前素人による「なんちゃってテコン島」

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独習しているテコンドーや子育てその他感じた事等駄弁を色々書きます。

 へローです。


  あっしのブログの方向性は、あんまり社会的なことは書かないつもり


だったんですが、先日つい浦和レッズの件で書いちまった、と。


でもって今日もそのつがりでちょいと。


 くだんの一件、コメント欄でもあっしの知らない事を教えてくれる人がいたり、


その他ネットでも、


「事件の必然性」を説いている記事があったり、後付けで「事件の深層」を


 知るにつけ、あまりの


非「ウルトラシリーズ=戦後民主主義(偽物なんだが一応機能)」ぶりに呆れかえっとります。


 戦後民主主義をなんで、あっしが(偽物なんだが一応機能)とするのか、


というとですね、それはやはり、戦後民主主義とは



「メード・イン・アメリカ、アンド・ギブ・ミー・チョコレート」由来からなんですよ。


でも、だから悪いと言ってるんじゃないんです。



  だから日本の社会は注意しないといけないんですよ。


 何を?   それは「自制心」どすよ。



 明治維新前からそして明治維新、戦前と、ずっとこの国は、


「トップダウン(権力側からの命令)」で秩序を維持してきて、


 いわば、体質的にそれが沁みついちゃっているんですな。



 でも、民主主義とは基本が「ボトムアップ(民意の底上げ)」ですから、


 日本の社会や人間関係の伝統的な体質と中々親和性がない。



  では、親和性がないとどういう事になるかというと、


「やってはいけない」と言われてない事は「やっていい」という


解釈の共有が安易かつ速やかに「されやすい」となるわけ。


その事はすぐに、「悪く見えることでも誰かがやって怒られなかったから」



「私たちもやっていい」に転じるし、



 結果その事で問題が生じても、


「えーっ? 皆やってるじゃん」というような、反省以前に、


「自分だけが不当な扱いを受けているような被害者意識がまず先立つ」という


結果になりやすくもなるんですな。



 「加害者」が自分を相対化して開き直るのも、


 「和の精神」だとしたらあまりに哀しいですがね、でも、



  どうです? 今の世の中こんなんばっかじゃないですか?



 勿論、こんな「現象」はこの社会では戦後一貫してどこそこに、普通に見られる現象だったのですけど、今と違うのは少なくとも、



 60年代、70年代、80年代まで、色々問題あっても、



マスコミでも教育現場でも政治家の話でも、そしてTV番組でも、「やってはいけないと思われる事はやってはいけない」という、 「空気=自制心」はあった気がするし、実際あったと思う。



 とこころが、今はどうですかね。



 政治家、マスコミ、TVからもう全てそんな「自制心」を取っ払った話が、てんこ盛りじゃないですか。



  そして、加えて、ネットでは「デマのてんこ盛り」。



つまり、今現在の社会を評するとですね、あっしとしては、



「言いたい放題の無責任さがなんら罰せられることなく、むしろ支持とエクスタシーを得られる素晴らしい世界」


 としか思えないんですな。



  で、あっしは思うわけです。


 「こええなあ、皆何とも思ってねえのかな」、と。



 この場合の皆とは特に子を持つ親の事ね。



 あっしなんざ、まだ小学生の子供を持ってますから、


 子供が「こんな社会」で育って大丈夫かと思うわけ、マジで。



 ところが、


 なんなんと、先日ネットで知ったんですがね、


 子供もっている親なんかも、平気で「どこぞの国や民族に対して、デマをまきつらし、差別的言説を撒き散らしている」そうじゃないですか。



 しかも、そんな人が少数ではなく、結構な数だと。



 頭くらくらしましたね、今も「してます」が。



  そんな親たちにあっしとしては一言言いたい。



 ホントは百事ぐらい言いたいけど、まずは一言。



 あのね、子供に親が憎悪を教えたり、見せておいて、


 その子供に「愛や思いやりや幸福を実践できる人間」になる事を望むのは間違っているから、そして絶対にムリだから、と。



 あー、言ってやってすっきりした! 



となればいいんですが、なるわけない、と。



 なんでって、


 理由その1・だたのブログの愚痴だから。


 理由その2・こんなブログに影響力ないから。


 理由その3・そんな人に言っても無駄だだから。


 理由その4・そんな人が威張っていられる世の中だから。



  勿論、理由3、4が一番哀しい、と。



   今日も駄弁にてあい失礼。


ではでは。