日本のインターに通わせていたとき、ある学年になると一部の希望者は夏休みを利用して、貧しい国に行き募金を寄付したり、おうちのない人達のために家を建てるお手伝いをしに行っていました。

またある時は日雇労働の方やホームレスの人達が多い地区に出向き、スープを作って無料で提供したりして、日本の学校育ちの私にはなかった環境があれこれありました。



インターに通うご家庭は裕福な方々が多いので、恵まれた自分とは違う環境の人達を心から助けたいと思って行動を起こした学生は居たと思います。

でも一保護者としていつも思っていたことは「大学進学の願書に書くためだろうな」といつも心の片隅で思っていましたし、いつか自分の子供達も欧米の大学にこのまま進むのだろうから、そういう学年になれば当たり前のように行かせるのだろうなと思っていました。全ては社会のためというよりも自分のためのボランティアかと、そう勝手に感じていました。



でもあれから年月を経て、住む国も変わり、子供達も成長し、私が間違っていた気分になっています。




もしかしたら自分の利益のために始めたボランティアだったかもしれないけれど、そうでもなければコミュニティの役に立てない。

そして若いときからボランティア慣れしている人の方が、大人になってからもボランティアに積極的。


周りを見渡してみると、これに尽きるような気がしています。




ボランティアを募集されているのを見かけたり、ボランティアに来てもらえないか頼まれたり、私達もカナダに来てからの方がボランティアが日常化しているのを感じます。


昨日のラジオのインタビューでは、リタイヤしたドクターがボランティアでコロナのワクチンをそのエリアの住民に打っていると話していましたし、うちの2人の子供達の家庭教師2人とももボランティアで週に2回も勉強を見てくれています。


私達も微力ながら定期的に寄付やボランティアをしていますが、実際にボランティアをするのって時間もお金もかかる事を知っているので、なおさら自分たちのためにボランティアをしてくださる人が居る有難さは身をもって感じています。


今日も春休み初日の娘が趣味でVRを勉強してみたいとなった時もすぐにボランティアが見つかりましたし、来月は興味あると言っていたデータベースのことも教わるそうです。



こんな事を日本のお友達に有難いわ〜と話していると、彼女が幼い時からボランティア精神を育てる事の大事さと必要性を感じてくれたので、ここに書いてみようと思いました。



それにしても周りにこんなに優れたお兄さんお姉さんが居るのに、なぜ娘はあんな成績なのか〜〜!

そろそろ希望の進学ができなかった時のためのオプションBを考えなくては・・・



さて!

カナダも桜が咲き始めています。





私達のエリアもいよいよ屋外で10人までなら集まってもいいという事になりました。屋外なら集まってもいいと思っていたらこれまではダメだったのね。






今年もキャンプ行けるかなぁ。
みんなも行きたいって思ってくれるかなぁ。
そこ大事ーープンプン