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エチカの鏡

今日、フジテレビのエチカの鏡という番組を見ました(録画で)。
社員教育や子育てにフォーカスした番組です。

今回は鹿児島にある、有名な幼稚園の考え方や様子を通して男の子を伸ばす方法を見ました。

鬼塚いつき君という泣き虫の男の子が、前回は激流の川に飛び込む事で、今回の放送では自分より大きな相手とレスリングで戦う事で、強く大きくなっていくという感動ストーリー。

泣いている子をさらに突き放す事が、強さにつながり、それこそが愛情だと断言する園長。泣きながら戦う子供を見て、狂喜する先生たち。

「一番泣いている鬼塚いつき君は、一番泣かない子になる。見ててください。」と番組の中では言っていました。

このエントリーは番組や園を批判する目的はまったくありませんが、鬼塚いつき君が泣かなくなった時は、同時に彼の個性が失われる時だと思いました。

先生の頭の中では、泣かない事=強い事、となっています。
私の頭の中では、泣かない事=泣かない事、でしかありません。

彼(いつき君)は個性をなくして、泣かなくなるのです。
「泣かない」ために「個性」を毀損します。
鬼塚いつき君が個性をなくして、泣かなくなったら、彼は誰ですか?

私は自分の子供にも会社のスタッフにも、個性をなくしてほしいと思いません。その個性こそを伸ばしてほしいと思います。みんなが個性を毀損しながら、(例えば「泣かない」という)単一の価値観に向かっていくというのは、のっぺらぼうの集団の様に思います。

不動産会社、特に営業会社というのは、最ものっぺらぼうを推奨する職種かもしれないと思います。のっぺらぼうになって、単一の価値観である「売り上げ」に向かえば向かうほど、良しとされています。

その中において、個性で勝負するという事は、非常にチャレンジングです。真逆です。

考えさせられる番組でした。
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