$The Importance Of Being Idle

すっかりご無沙汰しておりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

僕にとっての鬼門=6月が過ぎてホッとしてはいるのですが、いかんせんク○暑いですね(-"-;A

冬生まれの夏男で、夏は大好き!…といっても、さすがに気温が体温を超えてくると、そうも言ってられなくなります。

ということで、ガリガリ君(梨味)かじってピッチフォークでも見ながら、ちょっと今週末はのんびりしようかとσ(^_^;)

まあ、そういう事情を抜きにしても、このニュースに触れないわけにはいかないですよね!

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ついにアニキがソロプロジェクトを正式に始動!

かなり前に、ある筋から情報をリークしていたので驚きはないんですが、でもやっぱりうれしい o(〃^▽^〃)o

それにしても記者会見に現れたノエルは妙にこざっぱりとしていて、あの眉毛がなかったら誰かわからなかったですよ…汗

その会見でノエルは「オアシスに未練がある」と発言。「もうちょっと我慢しとけば、解散せずに済んだかもな」とも。

「そんなら今すぐ戻ってけろ~!」と思わず、PCに向かって叫びそうになりました(笑)

そして、気になる兄弟喧嘩の理由は、リアムがプリティ・グリーンの広告をオアシスのプログラムに無料で載せようとしたことが発端だったとか…。

たしかにオアシスはリアムとノエルの私物ではなく、ゲムやアンディーをはじめ、スタッフや関係者すべて含めた存在なので、いくらリアムが関わっているとはいえ、オアシスとは関係ないアパレルブランドの広告を入れるなら広告料を出すのが筋。「公私混同するな!」というノエルの言い分はわかります。

でも、リアムはリアムでさっそく「そんなこと言ってねーよ、バーカ」と応戦しているので真相は不明…(いつものパターン)

それにしてもノエル曰く「リアムにはギターで首を削ぎ落とされそうになった」とか…(゚_゚i)

この兄弟ってやっぱり、こんな↓喧嘩ばかりしてるんすかね?(モヤさま風に)

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※ イメージ映像
(アーネスト・ボーグナインとリー・マービンのお二人にご協力いただきました)

さて、「じつはセカンドアルバムまでできちゃってるんだな、これが」と相変わらず主婦(主夫)顔負けのストック狂ぶりを発揮しているノエルですが、ファーストアルバムの曲名を眺めていると見覚えのあるものがチラホラ…。

ビーディー・アイの"The Roller"がそうであったように、オアシス時代に書かれていた曲が何曲か入っているようです。

その中でお気に入りなのはコレ。



この曲を聴いてると、さすがアニキやなー(惚れ惚れ)と思ってしまいます。

と同時に、懐かしい映像を見てしまうと「やっぱりオアシス(とくに初期)だよな涙」と思ってしまうのも事実でして。




そんな寂しいココロの隙間を最近埋めてくれているのが、このバンドです。

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パ○イヤ鈴○みたいな巨大アフロに、前髪で目が見えん!な日本人女性に、猫好きの若年寄(失礼な!)に、天パーでシャイな"ヤング・ボブ・ディラン"という個性ありまくりのルックス。

そんなビジュアルに相反するかのような美メロ&ノイジーでまっすぐな青春ロック。

そしていちいち「(USオルタナの)パクリじゃん」と言われてしまうところとか、なんだか初期オアシスを連想してしまうんですよね。



さかんにダイノソー、ダイノソー(またはペイヴメント、ペイヴメント)って言われてますが、僕はむしろティーンエイジ・ファン・クラブじゃないかと思うんですよ。

ディアハンターが21世紀のソニックユースになれるとしたら、このヤックは21世紀のTFCになれるかも…なんて言ったら褒め過ぎでしょうか?

でも、青田買いのあげく数年で消費され消えてしまう「未来の」バンドが多いなか、こういうバンドには飄々といい曲を書きながら、末永く活動して欲しいなあ。

あと、気になる日本人ベーシストのマリコさんですが、姉御でパンクな外見ながら趣味は「編み物と、古典を読むこと」なんだとか!

男はこういうギャップに萌えてしまうんですよね(きゅん)

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けっきょく今日の計画停電(輪番停電)も僕の住む地域では回避されているもよう。

「輪番」という言葉通り、停電の時間帯は毎日ローテーションしていくかたちになるのでこまめな情報確認が欠かせません。

ようやく東京電力のサイトも落ち着いたようですね。

週間計画停止イメージ
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu11_j/images/110314n.pdf


さて、今回の大震災について海外のアーティストからも多数メッセージが寄せられていますが、ついにあの人も口を開きました。

Japan, all our thoughts are with you LG

Twitter / Pretty Green
http://twitter.com/PrettyGreenltd/status/46934158043385856

LGとは言うまでもなくリアム・ギャラガー。

「日本よ、俺たちの想いはおまえたちとともにある」という感じでしょうか。

また、ソニーの公式サイトに向けて次のメッセージも寄せられています。


ビーディ・アイから日本の皆さんへ:

我々は日本からのニュースに強い衝撃を受けると共に、悲しみに心を痛めています。仙台はオアシスで2002年にコンサートで訪れた時の懐かしい思い出があるからなおさらです。我々のファンや友人を始め、日本の全ての方々に心からお見舞い申し上げます。
日本は素晴らしい国であり、この苦境を乗り越えられると確信しています。

心からの厚志と共に

リアム、ゲム、アンディ、クリス
ビーディ・アイ


MESSAGE FROM BEADY EYE:

We have all been shocked and saddened by the terrible news coming from Japan. Even more as we still have fond memories of our concert in Sendai with Oasis in 2002.
Our heartfelt sympathies go out to all the people of Japan, our fans and friends there. Japan is a great country and we know you will come through this.

With deepest sympathies,

Liam, Gem Andy & Chris
Beady Eye

(Sony Music Onlineより転載)


パリ公演でも「日本の国民に捧げる」と語ってから"Kill For A Dream"を演奏したそうです。

Beady Eye : 【災害関連】ビーディ・アイ「日本に捧ぐ」 / BARKS ニュース
http://www.barks.jp/news/?id=1000068345

でも、僕としては今の気持ちとしてこの曲をかけたいところ。



And it's not the end of the world, oh no
It's not even the end of the day

Still life remains
Somewhere in my heart the beat goes on


一人でも多くの方々が愛しい人と再会できることを信じて…

$The Importance Of Being Idle

とくにリアムたちのメッセージがオアシスファンである仙台のloveさんに届いていることを願いつつ
東北・関東を中心に大地震と津波とが襲った3月11日。
奇しくもその前日の3月10日は東京大空襲の日でした。

僕はいま『新しい天使』と題されたいかにもパウル・クレーらしい少々風変わりな絵について記したヴァルター・ベンヤミンの一文を思い起こしています。

$The Importance Of Being Idle

A Klee painting named "Angelus Novus" shows an angel looking as though he is about to move away from something he is fixedly contemplating. His eyes are staring, his mouth is open, his wings are spread. This is how one pictures the angel of history.

His face is turned towards the past. Where we perceive a chain of events, he sees one single catastrophe which keeps piling wreckage upon wreckage and hurls it in front of his feet. The angel would like to stay, awaken the dead, and make whole what has been smashed. But a storm is blowing from Paradise; it has got caught in his wings with such violence that the angel can no longer close them. The storm irresistibly propels him into the future to which his back is turned, while the pile of debris before him grows skyward. This storm is what we call progress.

Walter Benjamin Theses on the Philosophy of History, (1940)

"新しき天使と題されるクレーの絵がある。そこには一人の天使が描かれていて、彼が凝視している何ものかから、今にも遠ざかろうとしているように見える。彼の目は大きく見開かれ、口を開け、その翼は広げられている。歴史の天使はこのような姿であるに違いない。

彼は顔を過去に向けている。私達であれば事件の連鎖を眺めるところに、彼はただ破局のみを見る。その破局は、休みなく廃墟の上に廃墟を積み重ねて、それを彼の鼻先へ突きつける。たぶん彼はそこに留まって、死者たちを目覚めさせ、破壊されたものを寄せ集めて組み立てていたいのだろうが、楽園から吹いてくる強風が彼の翼にはらまれるばかりか、風の勢いが激しいので、もう翼を閉じることができない。

強風は天使を、彼が背を向けている未来の方へ、抗いようもなく運んでゆく。その一方で、眼前の廃墟の山は、天にも届くばかりに高くなる。私達が進歩と呼ぶのはこの強風なのだ。"

(ヴァルター・ベンヤミン『歴史哲学テーゼ』、1940年)


これはおそらくナチスの勃興や、その後の人間と人間とが殺し合う戦争の破局(人災)を念頭において書かれたもので、3月10日にこそ相応しく、3月11日には相応しくないのかもしれません。

ただ、いまさかんに「前へ進まなければならない」というような言い方がされているけれど、実際には「(否応無しに)前へ進まされてしまう」のではないか?

……やがて時は過ぎ去り、新しい命が生まれ、新しい建物がまたつくられていく……

それだけ人間の、そして社会の回復力は(ある種の寂しささえ憶えつつも)信頼されてよいと思うのです。


僕が生きていることは特権ではないし、別に正しいから生きているわけでも、優れているから生きているわけでもない。
もし、よしんば特権のようなものだとしても、いつかは誰もがそれを失わなくてはならない。

他者の悲しみを理解しようとすることは尊い感情だけれど、同時に自分は自分でしかなく、他の誰かになることなどできない(I need to be myself, I can't be no one else)…という線引きは必要なのだろうと思います(つらいし、悔しいけれど)。

それらのことをふまえて、「今を」そして「自分を」生き抜くしかない。

でも、それはワイドショーのようにいっときだけ派手に盛り上がって、あとは何事もなかったかのように忘れ去ってしまうことではなく、ベンヤミンの天使のように過去の破局や死者を常に思いつつ、たとえ個人として無力であっても、破局によって揺さぶられようとぐらつくことのない生き方を確立していくことであるはずだ。

…と、そんなことを考えつついまは自宅待機してます。