こんにちは。
業務部 押見 です。
今回のテーマは「几帳面」です。
私、若い頃に海上自衛隊におりまして、その時のお話しです。
「スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り」は、
旧海軍からの伝統精神を表現する標語の一つであり、
千変万化のする海上勤務において、船乗りに必要な心構えを端的に表現したものです。
精神は理解できますが、なかなか実践できるものではありません・・・
海上自衛隊ではラッパで起床します。
その後、広場に出て運動する訳ですが、ただ広場に出れば良いというものではなく、
寝具をキチンと整理し、服装を整え走り出さなければなりません。
その様子を教官がストップウォッチを片手に、恐ろしい顔で見ています。
さて、朝から5キロ程走り良い汗を流して3階にある居住区
(居室のことです。一部屋に20人位で暮らしています。)に戻ってみると、
整理したはずの寝具がグチャグチャになっています。しかも、仲間のベッドが幾つかありません。
どこに行ったのか探していると、外を見ていた仲間の1人が「あったぞー!」と叫ぶので
外を見てみると、無残にも寝具ごと外にころがっていました。
だれかが「嵐がきた!」と言いました。
部屋の中に嵐が来る訳も無く、つまりは教官が窓から投げたのです。
理由は「寝具の整理が悪い!」です。
罪の軽い者の寝具はグチャグチャになり、罪の重い者の寝具は宙を舞ったということです。
この後、片付けに膨大な時間を消費したのは言うまでもありません。
これが海上自衛隊の考えるところの「几帳面」です。
今日の教訓、「備品は大切にしましょう。」それでは。
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