マンU香川復帰戦に注目 再び獲得検討か
欧州チャンピオンズリーグ決勝に進出したマンチェスターUのファーガソン監督が、
ドルトムントMF香川真司(22)の復帰戦に注目している。
英国のスポーツサイト「sport.co.uk」が5日、報じた。
同サイトによるとファーガソン監督のマンUは、ACミランなどと同じように、
1月の移籍期間に香川の獲得を検討。
だがアジア杯で骨折したことにより、その可能性は消滅した。
それでも同監督のリストには依然として香川の名前があり、
復帰戦でのケガの治り具合しだいで今夏、再び獲得を検討するという。
[2011年5月7日]
香川獲得へマンUがブンデス全試合調査
日本代表のMF香川真司(22=ドルトムント)が、今冬にプレミアリーグ王者のマンチェスターUに移籍する可能性が5日、高まった。
マンUが本格的に調査を開始し、2011-2012年シーズンのブンデスリーガ開幕戦(8月第1週)から全試合をチェックする方針であることが判明した。
関係者によると香川本人もプレミア移籍に前向きで、正式オファーが届き次第、交渉の席につく意向だという。
早ければ年内にも目標のビッグクラブ移籍が実現しそうだ。
ついに、香川が念願のビッグクラブに移籍する可能性が高まった。
ルーニーやオーウェン、朴智星ら世界的スターがそろうプレミア王者のマンチェスターUが、本格的な調査を始めることが分かった。
11-12年シーズン開幕戦から視察団を送り、全試合をチェック。
ファーガソン監督にリアルタイムで、情報を送る方針を固めたという。
正式オファーが届くのは、時間の問題になってきた。
香川もプレミア移籍に前向きだ。関係者によると、本人はマンUから水面下で調査を受けていることを把握済みで「正式な話が来れば、聞いてみたい気持ちが強い。
プレミアは挑戦したいリーグの1つ。マンUならなおさら行って、自分の力を試してみたい」と漏らしている。
移籍金の問題などドルトムントとの交渉にも左右されるが、本人が移籍に前向きな姿勢を示したことで、話し合いが本格化すれば一気に進展することも考えられる。
昨年末からマンUに興味を持たれていた。
だが1月のアジア杯で右足小指付け根を骨折し、長期離脱したことで1度は消滅。
その後、5月14日のリーグ最終節フランクフルト戦で4カ月ぶりに実戦復帰することが伝えられると、
再びマンU側は現地に調査団を派遣したという。その試合で香川は終盤わずか2分間の“お披露目”の出場に終わった。
現時点で故障からの回復具合や、プレミアへの適応性など資料が十分ではないため、関係者は「(香川の)11-12年シーズン前半戦の動きを見極めた上で、
ファーガソン監督の判断で獲得に動くだろう」と明かした。
香川は欧州1年目の昨季、8月~12月にかけて17戦8得点でブンデスリーガの前半戦MVPに輝いた。
後半戦は故障で棒に振ったものの、ドルトムントのリーグ優勝に貢献。
2年目の今季も同じような活躍をすれば、マンUから正式オファーが届くのは確実だ。
プレミアの他クラブやスペイン、イタリアのクラブも獲得に動く可能性もあるが、あくまでも香川は世界的なビッグクラブへの移籍を視野に入れている。
マンUは欧州チャンピオンズリーグ決勝でバルセロナに敗れはしたものの、10-11年シーズンの欧州CL準優勝クラブだ。
香川にとってもこれ以上ない、最高のステップアップにつながる。
今年1月にインテルミラノに電撃加入したDF長友に続く日本人のビッグクラブ移籍へ。
今冬に「マンU香川」が誕生する可能性は、十分にある。
[2011年6月6日]
マンUに反応 ドルト「香川放出しない」
ドルトムントのツォルク・チームマネジャーが、高額オファーが来てもMF香川真司(22)を放出しない考えを8日付のドイツ紙ビルトに語った。
マンチェスターUのファーガソン監督が香川に興味を示し、移籍金2000万ユーロ(約23億円)を準備しているという話にも「香川を売ることは、全く話題にもなっていない。
オファーを出す手間をファーガソンは節約できる。
我々の狙いはシンジとの契約を早期に延長することだ」と話し、休暇明けにも交渉する予定だという。
[2011年6月9日]
ドルト初2冠 香川から3発/ドイツ杯
ドルトムントの日本代表MF香川真司(23)が名将の目の前で、その価値を証明した。
Bミュンヘンとのドイツ杯決勝に、トップ下として先発。同MF獲得に興味を示すマンチェスターUのファーガソン監督が見守る中、
1ゴール1アシストをマークしてチームを23季ぶり3度目の優勝に導いた。
リーグ戦とカップ戦の2冠は、ドルトムント103年のクラブ史上初の快挙となった。
名将の目が香川にくぎ付けになった。前半3分。右サイドでこぼれ球を拾った右MFブワシュチコフスキが、
飛び出した相手GKノイアーをかわしながら中央へクロス。走り込んだ香川が、左足で先制ゴールを決めた。
「バイエルン相手の決勝で結果を残してやろうという強い気持ちがあったんで。
どんなゴールであれ、こういう舞台で結果を出せたっていうのはすごいうれしい」。
香川は2-1の前半ロスタイムにも、中央でボールを受け、ゴール前へ走り込んだFWレバンドフスキへアシスト。
前半だけで1得点、1アシストをマークし、試合の流れを完全に引き寄せた。
これだけでも十分な活躍だが、後半13分には中央をドリブルで上がり、レバンドフスキのゴールの起点となった。
香川はチーム5点中3点に絡み、フェラン助監督とともにスタンドに陣取ったマンチェスターU・ファーガソン監督に強い印象を植え付けた。
翌日に優勝をかけたリーグ最終戦を控えた指揮官が、他国での試合を観戦に訪れるのは極めて異例。
だがその裏には同MF獲得競争の激化がある。英メディアではマンチェスターUが最有力とされているが、
ACミランやチェルシー、ここに来てアーセナルも興味を示すなど、ライバルは多い。
そんな中、ファーガソン監督が実際に足を運ぶことは、移籍金700万ポンド(約9億3500万円)ともいわれる香川へ熱意を伝えることにもなる。
この日のテレビ放送では、同監督の姿が映し出され、翌13日の英メディアも大々的に報道。
ミラー紙は「視察」と「小切手」という2つの意味を持つ「check」という単語を使い、
「ファーガソン監督が香川を個人的に視察(ファーガソン監督が香川に個人的に小切手を支払う)」という二重の意味の見出しを掲げた。
香川はこの日も去就については多くを語らず。「じっくり考える」とだけ口にした。
だがこれでドルトムントは23季ぶり3度目のドイツ杯制覇。ライバルBミュンヘンに、08年決勝で延長戦の末に敗れたリベンジを果たした。
さらに連覇を達成したリーグ戦と合わせ、103年のクラブ史上初となるシーズン2冠を達成した。
「1年間の集大成として最後の試合に臨み、結果を残せた。成長した得点だったのかなと思います。
今年はうまくチームをまとめて、組み立てることが出来た。そういう意味ではすごい充実感がありますし、達成感もある」。
大きな仕事を成し遂げた香川が、さらなる大舞台へとはばたく可能性はまた高まった。
[2012年5月14日]
香川マンU監督と面談「決まってはない」
日本代表MF香川真司(23=ドルトムント)が16日早朝、羽田空港着の航空機で帰国した。
既にドルトムント退団が確実で、現地メディアで移籍先の最有力に挙がっているマンチェスターUの本拠地を訪問したと伝えられていた。
それについて香川は「マンチェスターには行きましたが、まだ何も決まってはいないです」と明言した。
マンチェスターUのファーガソン監督と面談したことを認めた。
23日に行われる親善試合のアゼルバイジャン戦(エコパ)に向けては「W杯アジア最終予選前の最後の試合なので、
確認することを確認して、後はコンディションを上げていく」と話した。
[2012年5月16日]
香川、ファーガソン監督と移籍会談
日本代表のMF香川真司(23=ドルトムント)が、正式オファーを受けている名門マンチェスターUのアレックス・ファーガソン監督(70)と直接会談した。
16日早朝にマンチェスターからドイツを経由し、羽田空港着の航空機で帰国。移籍先をプレミアリーグに絞ったことを明かした。
今季プレミア王者のマンチェスターCも獲得に乗り出していることも判明。あくまでも熱烈オファーを受けるマンUを最有力候補に、早ければ今月中に最終結論を出す。
夜が明けたばかりの羽田空港で、香川が衝撃的な事実を明かした。早朝にもかかわらず、集まった報道陣は約100人。
それだけで注目度の高さをうかがわせた。長旅の疲れは一切、見せない。希望に満ちた明るい未来を、待ち切れないといった晴れ晴れとした表情だった。
「マンチェスターには行きました。何も決まってはいないですけれど、ファーガソン監督と話をしてきました。初めて(監督と)会った。
会話の内容は言えないですが、ラブコールというか、いい言葉を頂いた。しっかりした結論を出さないといけないです」
既にドルトムント側には退団の意思を正式に伝え、リーグ戦とドイツ杯の2冠を達成した仲間にも別れのあいさつをしてきた。
その後14日にマンチェスター入りし、ファーガソン監督と約2時間の会談。翌15日にドイツを経由し、日本に帰ってきた。
短時間の滞在でマンUの豪華な施設を見学する余裕はなかった。それでも12日のドイツ杯決勝・Bミュンヘン戦を直接視察するなど、ファーガソン監督の熱意に胸を打たれた。
「ボクの中でプレミアは1番。(マンUも)ビッグクラブで監督、サポーターであったり、素晴らしい舞台。
(他の)チームからもいろいろコンタクトがある。どこが1番かというのは正直ないですが、自分が挑戦できるところを選んで決める。
しっかり自分の意思で決めたいと思います」
移籍先をプレミアリーグに絞ったことで、マンUが最有力候補であるのは揺るがない。
一方で同じマンチェスターに本拠を置き、13日の最終節まで壮絶な優勝争いを繰り広げて、44年ぶりに優勝したライバルのマンCも横やりを入れる形で獲得に乗り出したことが判明。
3位アーセナルも含め、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権のある上位3クラブが香川争奪戦を繰り広げる展開だ。
現時点で欧州CL出場権のない6位チェルシーなども含めれば、プレミアだけでも複数の名門クラブから声がかかっている。
今後は条件面と、出場機会などを踏まえ早ければ今月中にも正式結論を出すことになりそうだ。
6月からは日本代表としてW杯アジア最終予選が始まる。プレミアの超ビッグクラブから、14年W杯ブラジル大会へ。
香川の夢は、果てしなく膨らむ。
[2012年5月17日]
香川マンU移籍が決定!
日本代表のFW香川真司(23=ドルトムント)が、プレミアリーグの名門マンチェスターUに移籍することを5日、両クラブが発表した。
同クラブへの移籍は日本人初。現在は代表合宿中のため、W杯アジア最終予選オーストラリア戦(12日、アウェー)後に現地に渡り、正式サインをする。
移籍金は推定で最大約22億円、3~5年の複数年契約になる見通し。
欧州で大きな夢をつかんだ香川は、プレミア最多19度の優勝を誇る世界屈指のビッグクラブから、14年W杯ブラジル大会に挑む。
世界の超一流クラブの扉を開いた。この日マンチェスターUが、香川獲得について、所属のドルトムントと基本合意したと発表した。
香川は現在、代表合宿中のため、6月のアジア最終予選3連戦の最後となる12日オーストラリア戦後にマンチェスターに渡る。
VIP待遇になる。マンU側は1年半以上も調査を続けてきた。
今年5月のドイツ杯決勝・Bミュンヘン戦にはファーガソン監督自らドイツに足を運んで誠意を示し、先月15日には香川をマンチェスターに呼んで起用法まで伝えた。
プレミア王者マンC、欧州王者チェルシー、アーセナル、セリエAのACミランなどとの争奪戦になったため、必死だった。
過去にベッカム、Cロナルドら世界的スターが在籍したマンUへの移籍は日本人初。
欧州のシーズンが終わったばかりの6月に合意するのは、移籍市場の目玉選手である証しだ。
移籍金は推定で1700万ユーロ(約17億円)+出来高で最高2200万ユーロ(約22億円)に達する。
年数も3~5年の超大型契約になる見通し。12年の米経済誌フォーブスによると、マンUは資産価値約22億ドル(約1760億円)で8年連続サッカークラブ世界一。
かつて日本人で、これほどのクラブから、これほどの好待遇で迎えられた例はない。
日本を背負って戦う責任感からか香川はこの日、多くを語ることはなかった。
「完全な合意はまだしていません。交渉はしていますけど、ボクがサインしていない。
代表戦があと2試合あるので、そこに向けてチームメート全員が集中している。できれば代表の後に話をしたい」
一方で、突然の合意発表になったため、所属事務所も困惑した様子だった。
担当者は「今は本人が代表合宿に集中している時期ですので、それ以上の話はできません」と説明。
今後は代表戦後にメディカルチェックと、英国の労働許可証を取得するなど、諸条件のすり合わせを経て今月中旬にも正式サインする予定だ。
高校2年でC大阪とプロ契約した際は、それほど注目される存在ではなかった。同期入団には天才と呼ばれた柿谷(C大阪)がいた。
プロ1年目の06年は公式戦出番なし。その頃、C大阪に在籍していた元日本代表MF名波浩や山田卓也ら、10歳以上も年の離れた選手らと、
毎日のように夕暮れのグラウンドを走る姿があった。ようやくプロで出番に恵まれた時、C大阪はJ2。
血と汗がにじむ努力でここまではい上がった。
マンUで定位置をつかめば、日本人初の欧州チャンピオンズリーグ制覇も現実的になる。
その先には14年W杯。憧れのバルセロナ移籍も夢見る。世界の頂点を目指し、香川の夢は果てしなく広がる。
[2012年6月6日]
ファーガソン監督システム「香川仕様」に
マンチェスターU移籍決定から一夜明け、6日の英各紙はMF香川真司(23=ドルトムント)への期待と称賛であふれかえった。
中でも高級紙ガーディアンは「相手MFとDFの間を突く才能と、幅広いプレー域を持つ」と高く評価。
マンUのファーガソン監督が香川の加入により、従来の4-4-2から4-2-3-1にシステムを変える構えだと報じた。
FWルーニーを1トップにし、その後方に香川を配する形で、ファーガソン監督は5月12日にドイツ杯決勝を視察した際、その旨を伝えたともされている。
マンUは長い間4-4-2を継続しており、同監督が基本フォーメーションを変えるとすれば、香川の才能が名将の心を突き動かしたことになる。
また、デーリー・テレグラフ紙は香川に「背番号7」が与えられると報じた。
マンUの7番といえば、ベスト、カントナ、ベッカム、C・ロナルド、オーウェンという「スーパースターの系譜」。
まさしく「マンUの顔」として認められた証しといえる。
ドイツ紙ウェストドイチェ・アルゲマイネによると、香川の契約期間は4年で年俸約320万ユーロ(約3億2000万円)。
ドルトムントが得る移籍金は推定1600万ユーロ(約16億円)で、成績に応じてさらに300万ユーロ(約3億円)が加わるとされている。
[2012年6月7日]
マンU監督「スタイルに合っている」
日本代表MF香川真司がマンチェスターUと4年契約を結んだ。
ファーガソン監督のコメント。
「このクラブを選んでくれてうれしい。クラブのプレースタイルに合っているので、
すぐにインパクトを与えてくれることは間違いない。一緒に戦えることを楽しみにしている」。
[2012年6月23日]
香川ファーガソン監督から直接電話受ける
日本代表FW香川真司(23)が、英プレミアリーグの名門マンチェスターUと正式契約し、ドイツ・ドルトムントからの完全移籍が完了した。
香川はわずか11時間のマンチェスター滞在中に、指揮官から直接電話を受け取った。
バカンス中のファーガソン監督と面談することはなかったが、電話で「会えるのを楽しみにしている。一緒に成功しよう」と声をかけられたという。
入団記者会見には同席する予定で、「8月のリーグ開幕戦に向けて準備する。そのためにはキャンプが大事。
新加入なのでコミュニケーションをとりながら、チームの輪に入っていきたい」と、期待に応えるつもりだ。
[2012年6月24日]
ファーガソン監督「いいタイミング」
イングランド・プレミアリーグ、マンチェスターUに加入した日本代表MF香川真司(23)が12日、
英マンチェスターの本拠地オールドトラフォードで入団記者会見を行った。
会見に同席したファーガソン監督の話 香川はこの2年間、トップ下でプレーして素早さと視野の広さを見せた。
欧州のサッカーにうまく適応している。来るのはいいタイミングだ。
[2012年7月12日]
香川に「スコットランドなまり慣れて」
イングランド・プレミアリーグ、マンチェスターUに加入した日本代表MF香川真司(23)が12日、
英マンチェスターの本拠地オールドトラフォードで入団記者会見を行った。
会見に同席したファーガソン監督は、香川がチームに適応するために英語習得が重要であると強調した。
スコットランド出身の同監督は「これから数カ月で英語とスコットランドなまりに慣れてほしい。
ドイツ語よりは簡単だろう」と話し、報道陣の笑いを誘った。
香川は「言葉を早く覚えたい」と神妙な表情だった。
[2012年7月12日]
香川マンU開幕戦出場「問題ない」
ドルトムントからマンチェスターUへ移籍した日本代表MF香川真司(23)が12日、入団会見に臨んだ。
本拠地オールドトラフォードに、“サー”アレックス・ファーガソン監督(70)らと姿を見せ「マンUの練習着に袖を通し感動したし、
誇りに思っている。早くこのチームで結果を残したい」と力強く語った。
香川は今後、南アフリカ、中国、北欧と続くプレシーズンツアーに参加し、レギュラー取りへ猛烈アピールする。
いよいよ「マンチェスターUの香川真司」がお披露目となった。オールドトラフォードのサロンにあふれんばかりの、約80人の報道陣を集めて会見が行われた。
ファーガソン監督、こちらも新加入となるU-18イングランド代表MFパウエルと壇上に並んだ香川は
「日本の報道だったり、世界的な目も感じますが、プレッシャーを喜びに変えたい」と意気込みを示した。
報道陣80人のうち、50人ほどが現地メディア。これに驚いたのが同席したパウエル。
イングランド4部クルー・アレクサンドラ(今季3部)からの移籍とあって「記者1人、カメラマン1人に慣れていたから。さすがマンUだよねぇ」とあっけにとられていた。
ドルトムントでは2年間でリーグ戦21ゴールをマーク。そんな期待の新戦力にファーガソン監督の口調も滑らかだった。
スコットランドなまりの英語で「トップ下でプレーし、スピードがあり、試合展開をみる目がある。
そのポジションでの、ここ2年の得点力は素晴らしかった。ドルトムントは欧州サッカーに慣れるのに良いチームだった。
成長過程にある選手で、よいタイミングでマンUにきた」とまくしたてた。
そんな中、同監督が課題として挙げたのが語学習得。「選手と親しくなる機会をつくり、マンUの流儀を習うことが必要。
数カ月で英語も(自分が話す)スコットランド語も上達するだろう(笑い)。
ドイツ語より簡単だろうし」と、テーマを与えた。これには香川も「語学に関しては自分も重要視しています。
1日も早く同僚とコミュニケーションがとれるように勉強していきたい」とうなずいた。
ただ、マンUのレギュラーとしてプレーするのは簡単なことではない。ポルトガル代表MFナニやイングランド代表MFヤングらと競い、定位置を確保しなければならない。
香川はすでに11日からチーム練習に合流。この日も午前練習に参加してから会見に臨んでいたが、「さらに上を目指すために、もっとレベルアップが必要。
マンUの環境はやっぱりレベルが高いなと日々感じている」という。
今後は18日の南アフリカでの試合を皮切りに、プレシーズン戦でアピールしていく。
8月8日にはあのバルセロナとも戦う。この日、笑みを浮かべながら香川を紹介したファーガソン監督も
「あと1人か2人は補強したい。欧州選手権も終わったし、移籍市場も動きだすだろう」と明言した。
保証されたポジションなどない。その上でファーガソン監督の次の言葉は、香川にとりこの上ない励みになる。
「言葉や我々のサッカーになじめば、開幕戦の出場も問題ない」。横でその意味をかみしめた香川も、呼応するように言った。
「1日1日を大切にしたい」。香川の輝かしいキャリアは、サッカーの母国で晴れやかにスタートを切った。
[2012年7月13日]
香川18日マンUデビュー、遠征初戦で先発
南アフリカ遠征の初戦、18日(日本時間19日未明)のアマズル戦で、マンUデビューを果たすことになった。
ファーガソン監督が前日17日の会見で「香川は先発するだろう。日本人らしく、よく動くし、規律正しい。うまくやってくれると思う」と明かした。
[2012年7月18日]
「香川はファンタスティック」マンU仲間
マンチェスターUのアレックス・ファーガソン監督(70)とDFファーディナンド(33)が23日、上海市内で会見を行った。
新戦力の日本代表MF香川真司(23)について、ファーガソン監督が「ファンタスティックな存在だ。彼はピッチ上で正しい判断を選択できる」と称賛。
ファーディナンドも「彼は非常に印象的だ。ドイツにいる時からテレビでプレーを見ていた。ファンタスティックで素早く、滑らかな動きをする」と絶賛していた。
マンチェスターUは25日に上海スタジアムで上海申花とプレシーズンマッチを行う。
[2012年7月23日]
ファーガソン監督「シンジ良かった」
21日に南アフリカで行われたアヤックス・ケープタウン戦で移籍後初先発を果たしたマンチェスターUの日本代表MF香川真司(23)の動きに対して、
ファーガソン監督が及第点を与えた。マンU公式ホームページによると、同監督は「シンジはとても良かった。彼は知性あるサッカー選手で、素早く、
いつでも顔を上げて周囲の状況をうかがっている。いつパスを出せば良いか知っているし、満足だよ」と話したという。
[2012年7月23日]
香川初マンU弾!豪快右足/親善試合
日本代表MF香川真司(23)がマンチェスターU移籍後、初ゴールを決めた!
マンチェスターUは中国スーパーリーグの上海申花と対戦、勝利した。
香川は21日のアヤックス・ケープタウン戦に続きトップ下で2試合連続先発出場し、初のフル出場。
後半23分にMFベベのクロスを受け右足で豪快に決勝点を突き刺した。今後は欧州に戻り、欧州選手権に出場したイングランド代表FWルーニーらも合流。
8月20日のリーグ開幕戦へ、本格的な定位置争いに挑む。
待ちに待った、この瞬間が訪れた。後半23分、香川はベベの左からのクロスを中央で受けると1度はトラップが浮いたが胸でボールを冷静に押さえ、右足を一閃(いっせん)。
マンU移籍後、初ゴールとなる豪快な決勝点を突き刺し、世界屈指の名門の背番号「26」をアピールした。
「とりあえずゴールは良かったですけど、あくまで相手も格下ですし。本当にこれからなので。なかなか…きれいなゴールではなかったですし」。
入団時から「最初にインパクトを残すことが大事」と話していたが、冷静に振り返った。
序盤は連係で苦しんだ。ボランチの位置までボールを受けに下がり、前線に攻め上がる動きを見せたが、ゴール前でパスが回ってこない。
実戦3試合目で連係の熟成もまだまだ。「まだまだ難しさもありました」。
ただ、自分の持ち味であるゴール前の危険な地帯でパスを受けようとする意思を繰り返し示し続けると、後半に入ると、仲間からのパスが通り始めた。
ファーガソン監督も香川のプレーを絶賛した。「彼のパスを受けるときの判断力、ターンのスピード、ディフェンスへの挑み方、それは我々にとって大きな資産となるだろう。
香川は今後、チームに大きな貢献をするだろう。彼のプレーに非常に満足している。香川の特徴は思考が速く、果断なプレーができることだ」。
名将も新戦力がこの日記した1歩に大きな評価を与えた。
ファーガソン監督からトップ下での起用を示されていたが、実は自分からトップ下への思いを直訴していた。
関係者によると「ドルトムントでのポジションや、自分はマンUでもトップ下でプレーしたいということを監督に伝えた。
こだわりの強さは伝わっていると思う」と明かした。激戦区の前線、トップ下での定位置獲得へ、この日のゴールは間違いなく重要なアピールになったはずだ。
今後、欧州に戻ればイングランド代表FWルーニー、ウェルベック、さらにポルトガル代表FWナニら「代表組」がチームに合流する。
いよいよ、本格的な定位置争いがスタートする。「これからだと思います。欧州に帰ってから厳しい戦いが待っている。
ゴールはよかったですけど、終わったことなので。代表組が帰ってきたら、さらにレベルアップしたサッカーができると思うので、その中でいかにできるかだと思う」。
まずは8月5日のボーレレンガ戦でさらなるアピールが必要となる。「もっとコンディションを上げる必要があるし、次の練習、次の試合からアピールしていきたい。
毎試合、毎試合頑張っていきたい」。そうすれば、8月20日のリーグ開幕エバートン戦(アウェー)での先発奪取が見えてくる。
[2012年7月26日]
香川公式戦デビュー英紙「素晴らしい」
マンチェスターUに今季加入し、20日のエバートン戦で公式戦デビューしたMF香川真司を、21日付の英国各紙は好意的に評価した。
試合は0-1で敗れたが、インディペンデントとデーリー・メール、デーリー・テレグラフはそろって10点満点の7点。チームで2番目に高かった。
デーリー・テレグラフは「攻撃的MFとして素晴らしい力を示したことでファーガソン監督は香川、ルーニー、ファンペルシーをいかに中央で共存させるか悩むことになる」と記した。
[2012年8月21日]
香川マンU1号!初本拠逆転弾
「シアター・オブ・ドリームズ(夢の劇場)」オールドトラフォードで主役となった!
本拠地デビュー戦で移籍後、公式戦初ゴールを奪った。今季ホーム初戦のフラム戦でトップ下で先発出場。1-1で迎えた前半35分、
ミドルシュートを相手GKがはじいたところを、ゴール正面で確実に右足で流し込んだ。
チームも勝利。本拠地のサポーターに新戦力の背番号26を強烈に印象づけた。
世界中の選手があこがれる「夢の劇場」で、香川が主役となった。
前半35分、MFクレバリーのミドルシュートをGKがはじき、そのこぼれ球を確実に右足で流し込んだ。
周囲を見渡し、オフサイドでないことを確認すると、右拳をアッパー気味に突き上げ、歓喜の雄たけびを上げた。
予感はあった。試合が進むにつれてボールタッチが増え、同23分には左足からミドルシュートを放った。
GK正面に飛んだが、本拠地のサポーターからは大きな拍手が起こった。
同24分にはカウンターからMFヤングに好パスを通すと、その11分後にマンUの輝かしい歴史に「香川真司」の名を刻む一撃をマークした。
前半3分にまさかの先制点を許したが、同じく新戦力のFWファンペルシーが豪快な左足ハーフボレーで同点弾を突き刺した。
嫌でも比較される新戦力同士。ただ、香川に焦りはない。
ピッチを幅広く動き回り、ボールを呼び込み、小気味よくパスを散らし、そして得点機に絡む。持ち味を存分に発揮してみせた。
20日のリーグ開幕エバートン戦ではトップ下で先発フル出場したものの、チームは敗れ「負けたことに、ものすごく責任を感じている。
悔しさを忘れずに頑張りたい」と反省ばかりだった。だが、ファーガソン監督は24日の試合前日会見で
「(香川)シンジは両足が使えてバランスが良く、素早い。本当に満足している」と絶賛。この日も定位置のトップ下で先発した。
実は指揮官が香川獲得に際し、周囲に理由を明かしたことがあるという。関係者によると「献身的で技術が高く、得点に絡める選手はたくさんいる。
だが、献身的で技術が高く、得点を奪える選手はそうはいない。香川は得点が奪える選手だ」と明言。
移籍当初から香川への期待と信頼を口にしていたというのだ。
大黒柱のFWルーニー、ウェルベック、ベテランMFスコールズ、ギグスはこの日は控え。
中心選手として迎えた本拠地初戦で先発し、真価を発揮。後半に入ると、ことごとくパスに絡んだ。
その姿にはマンUの中心の雰囲気さえ漂った。
後半23分、ルーニーと交代してピッチを退く際にも大きな拍手が起こった。
敗戦の責任を背負ったエバートン戦から5日。「結果を残すことが大事」と言い続けてきた背番号26は、チームに勝利をもたらすゴールで、
歴史的で極めて大きな1歩を踏み出した。
[2012年8月26日]
香川は「探してた選手」ファーガソン監督
マンチェスターUのファーガソン監督が8月31日の記者会見で、日本代表FW香川真司(23)について語った。
同監督は香川のドルトムント1年目の活躍について「驚きだった」と明かし
「どこの馬の骨かも分からない選手を見つけてきたドルトムントのスカウトに感心する」と話した。
そして「(ドルトムント2年目の)昨季はより頭脳的なプレーが見られ、FWレバンドフスキと良い関係も築いた。
パスやスペースに対する意識や視野の広さは、我々がまさに探していた選手だった」と獲得理由をあらためて説明した。
[2012年9月1日]
ファーガソン監督、点取れる香川を評価
欧州チャンピオンズリーグ1次リーグH組で、2日にアウェーでクルージ(ルーマニア)と対戦するマンチェスターU(イングランド)のファーガソン監督は1日、
MF香川真司について「点が取れるところが素晴らしい。イングランドのサッカーに慣れるのは簡単でないが、徐々に重要な役割を果たしていくだろう」と述べた。
マンチェスターUは今遠征で、体調不良などを理由にMFスコールズ、ギグス、カリック、バレンシアが同行していない。
今季プレミアリーグで2得点の香川が攻撃のリード役を任される可能性が高そうだ。
[2012年10月2日]
香川の代表招集にマンU今後は難色も
マンチェスターUのファーガソン監督(70)が、香川真司(23)の日本代表招集に難色を示す可能性が出てきた。
20日のリーグ・ストーク戦で移籍後初のベンチ外になった香川について、22日の会見で「香川は自国の代表(遠征)で、移動もあり疲れていた」と説明。
9月の代表戦の際にも「(体調面を)把握しきれていない。チームとして不安材料であるのは確か」と語っており、今後は代表招集に慎重になりそうだ。
国際Aマッチデーには、代表側に招集の拘束力がある。それでも日本はW杯アジア最終予選B組で、2位オーストラリアに勝ち点5差の首位を独走。
まだマンUになじみきれていない香川の現状を考慮すれば、無理に代表招集に踏み切れば、クラブでの定位置確保に支障が出てくる。
来月14日には、W杯予選オマーン戦(敵地)を控える。アジア圏の選手は長距離移動を強いられることから、クラブと代表の両立は、さらに難しくなりそうだ。
[2012年10月24日]
香川、回復遅れ復帰まであと4週間
マンチェスターUのファーガソン監督は19日、イスタンブールで記者会見し、MF香川真司の復帰が遅れることを明らかにした。
香川は10月23日の欧州CLブラガ(ポルトガル)戦で左ヒザを負傷し前半で交代した後、公式戦6試合を欠場。
当初は約1カ月で復帰予定とされ、20日の欧州CLガラタサライ戦か、24日クイーンズパーク戦からの復帰が有力視されていたが、
同監督は「回復は遅れている。まだグラウンドに出ての練習はできていない。あと4週間かかるだろう」と話した。
[2012年11月20日]
香川復帰にファーガソン監督が合格点
29日のウェストブロミッジ戦で先発し、約2カ月ぶりに戦列復帰したマンチェスターUの日本代表MF香川真司(23)を、地元各紙は好意的に報じた。
インディペンデント紙は「状況を打開したのは香川のパスだった」と高評価。エクスプレス紙は「強い雨のピッチでも、簡単そうにワンタッチパスやフェイントを見せた」と紹介した。
香川も試合後に「この2カ月はつらかった。復帰できてよかった」と喜んだ。
後半21分に交代させたファーガソン監督は「シンジは前半とても良かった。久々だから交代させたが、自分の仕事をしてくれた」と合格点を与えた。
ただ、香川と交代でピッチに入ったファンペルシーがゴール。
香川は「さすがだなと思いました」とたたえ、「この2カ月間(他の)前線の選手は結果を残している。
自分も負けていられない」と定位置確保へ意欲をみせた。
[2012年12月31日]
香川、レアル戦起用をマンU監督が明言
マンチェスターU・MF香川真司が、13日にマドリードで行われるRマドリードとの
欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦の遠征メンバー入りした。
12日、チームが公式サイトで発表した。
香川は10日のエバートン戦ではベンチ外だったが、ファーガソン監督は会見で
「香川は日本からの長旅のため、日曜日(のエバートン戦)はプレーさせなかった。
明日、使おうと決めたからフレッシュでいて欲しいと思い、休ませたのだ。
明日、どこかで出場することになるだろう」と、香川の起用を明言した。
[2013年2月13日]
マンU監督レアル戦「最大の収穫」は香川
マンチェスターUのファーガソン監督は17日、
欧州CL決勝トーナメント1回戦のRマドリード戦(13日)で先発させたMF香川真司の働きについて
「前半は素晴らしい突破を続けていた。あの試合で最大の収穫の1つ」と公式サイト上で高く評価した。
[2013年2月18日]
マンU監督「香川の才能疑ったことない」
欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦は5日(日本時間6日未明)から始まる。
マンチェスターUはホームでRマドリード(スペイン)と戦う。
ファーガソン監督は4日の前日会見で、2日のリーグ戦で3得点したMF香川真司(23)を
「才能を疑ったことはない。2日の点の取り方を見れば、われわれが真のトップ選手を手に入れたことが分かる」と称賛。
第1戦は1-1で引き分けている。
[2013年3月5日]
日刊スポーツより転載
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