バジーフェイトンチューニングシステムって何? (1/2) | プレミアムギターズ

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 高校生くらいの時だったか、電子式のチューナーを買ってから、チューニングはほとんどチューナー任せである。今、突然思い出したが、昔は確かギター用の、パイプが6個くっついたチューニング用の笛(ハーモニカみたいなの)があった様な気がするが、今でもあるんだろうか? それはともかく、5弦(A)を合わせてあとはハーモニクスで合わせようとすると、どうしてもつじつまが合わなくなり、また平均律音階云々という中途半端な知識 もあって、深く追求することもなく、いつもチューナーを使っていた。ただ、やはり知識として自然律、平均律などは知っていたので、一体どんなものなんだろうという関心はずっとあった。


 以前から名前だけは知っていたバジーフェイトンチューニングシステムについて、ネットでちょっと調べてみた。フルムーンギターズさんというところのサイトに下記の記事がある。


  http://www.fullmoonguitars.com/crea/bz1.html
  http://www.fullmoonguitars.com/crea/bz2.html


基本的には、通常は構造的に平均律になっているギターの、特定の和音の「響きの悪さ」を解消するために、ナット(0フレット)の位置をわずかに1フレット寄りに移動させる(つまり開放弦の弦長を短くする)、ということの様だが、まだあまりよく理解できていない。説明の中で興味を惹かれたのは、4度、5度、オクターブが若干フラットまたはシャープしていても人の耳では聞き取れないが、3度、6度、または10度がシャープした場合にはとても不快に聞こえる、というところで、単に自然律の音程とずれると不快に聞こえるということではなく、二つの音程の距離(度数)によって聞こえ方が違うということは初めて知った知識だ。音楽を専門的にやっている人には常識なのかも知れないが。さらにチューニング(調律)に関しては、ヴェルクマイスター第3法だのキルンベルガー第2法だの、難しい話が色々あって、奥が深そうだ(下記サイトなどを参考にした)。


  http://www.ktopin.ne.jp/lesson/scale-piano.htm


 ちょっと長くなりそうなので、明日に続く。