こんにちは。カウンセラー優愛です。
安眠のための音楽選びのポイント
あなたは寝る前に音楽を聴きますか?
自分の好きな音楽を聴きながら、リラックスした気持ちで眠れたら素敵ですよね。
しかし、ただ好きな曲なら何でもいいわけではなく、寝付きを良くするためには曲選びにもコツがあるようです。
まず眠りに入るときには、リラックスすることが大切です。
脳がリラックスしてくると、脳波がβ波からα波に切り替わります。
そのため、α波が出やすい音楽を選んだ方が眠りに入りやすくなりますが、具体的にはどういった音楽なのでしょうか。
α波が出やすくなる1つ目のポイントは、声が入っていない音楽を選ぶこと。
歌詞を耳で追ってしまうと脳の働きが活発になり、かえって目が冴えてしまうため、インストゥルメンタルの方が望ましいのだそうです。
2つ目のポイントは、高周波音を含む音楽で、4000ヘルツ以上の音を含んだ音楽だとα波が出やすいそうです。
α波が出やすい高周波の音楽を聴くには、アナログレコードやハイレゾがおすすめです。
CDのように情報がそぎ落とされて圧縮された音と違い、生の音に近い状態で聴くことができるため、高周波音は耳に優しく疲れにくいと言われています。
3つ目は、自然音を取り入れている音楽です。
鳥のさえずりや川のせせらぎといった自然の音は、「1/fゆらぎ」と呼ばれる独特のリズムで人の心を癒し、安眠へ導く効果があります。
また、1/fゆらぎを含む自然音を取り入れたヒーリングミュージックもおすすめです。
ヒーリングミュージック自体リラックス効果が期待できますが、1/fゆらぎを含む自然音がプラスされることで、更にリラックス効果も高まるのではないでしょうか。
尚、安眠のための音楽を選ぶ際にはいくつかの注意点があります。
たとえ好きな曲でも、脳が刺激されては意味がありませんので、激しい音楽は避けて静かでスローテンポな曲を選びましょう。
この他、脳を休ませるためにはスピーカーの音量を小さくし、タイマーを設定して流しっぱなしにならないようするのが良いでしょう。
ところで、音楽の好みにこだわりがあり、いわゆるヒーリングミュージックが好きになれない、という人はどのような音楽を選ぶと良いのでしょうか?
これは、自己流にはなりますが、インストゥルメンタルではない好きな歌手の曲を流して寝ることがあります。
歌詞はない方が望ましいのでしょうが、私の場合は歌詞の内容にはあまり気を取られず、声の心地よさに身を委ねるので比較的寝付きやすい気がしています。
やはり静かでゆったりした曲であることが鉄則で、ギターのノイズやドラムが入っているものは避けています。
また、ボーカルも鋭い声ではなくビブラートの心地よい柔らかな声質で、穏やかな歌唱のものを選んでいます。
音楽の好みは人それぞれ、自分に合った心から落ち着ける音でぐっすり眠れると良いですね。