遅ればせながら明けましておめでとうございますニコニコ

今年もすでに明けていて、もう普段の生活になってますアップ


ということで(笑)

昨日、髪の毛のPH値を測る実験をしました。

モデルさんは3人だったのですが、そのうちの2人は双子で髪質も同じでとてもおもしろい結果というか、恐ろしいことというか(笑)



縮毛矯正 宇治市 小倉 prego(プレーゴ) ひとりでやってる美容室
使ったのはこの機械。。


パーマで最初から最後までの工程で測ってみました。


毛髪は普段健康毛でのPH値は5.5~6.2ぐらいの弱酸性です。


パーマやカラーなどの髪の形状を変えるにはアルカリという物質が必要で。(若干酸性で出来るカラーやパーマもありますが。。。)基本はアルカリの力が不可欠です。


だからと言ってアルカリが悪いとは思ってはいけないと思うのですが。

要はアルカリを使っても酸に戻せばいいとまずは考えます!!


例として、pregoでもパーマ工程でのPH値の移行について書いて見ます。


パーマ前の髪のPHを6とします。ダメージをしている場合に前処理で毛髪を保護や補強します。このときの薬は中性か弱酸のものが多いので、前処理段階ではPH値は6~7の弱酸性から中性になります。パーマ剤を付けると即PH値は9くらいにあがります。この力でパーマをするのですが、このアルカリをつけている時間は10分~15分くらいで、還元が終わると水洗します。ここでPH値は8くらいに下がる算段です。

中性の領域でこんどはクリープタイムに入ります。ここでは毛髪内の細胞の大移動を酸性に戻るためのS-S S-SH交換作用をさせます。(わかりやすく書けないのごめんなさい)

要は、アルカリから酸にゆっくりと戻す。という工程です。

この次に酸性の薬剤を使い、PH値を6くらいに戻していきます。ここで使う薬は酸性の強い物体ですが、最終PH6になるように設定されていて、2剤で固定して最終的にPH値が6以下になります。

アルカリは必要で、残さなければさほどのダメージとは言えないし、ここまでのことをすると、髪はさらさらにプリプリで、パーマでゴワゴワってことはまずないです。

毛髪知識があれば、ダメージは防げます。あとはデザイン力ですね(*^.^*)


と、これが最近レギュラーなパーマで、カラーにも適応してダメージの軽減にかなり関わっています。


が。。。ここでおもしろいというか、怖い結果。。。

この双子さん。。どちらも柔らかいがしっかりとした毛質ですが、

お姉さんは黒染め。。妹さんは黒染め後明るめカラー。

黒染めはどっちも市販のホームカラー。妹さんの明るめカラーは美容室で。


お姉さんの技術前のPHは5.8妹さんは7.1。。。

妹さんの数値は異常です。ダメージが残っています。アルカリ性のシャンプーを使っている(石鹸系)か黒からまた明るくするにはかなりのパワーがいるからなのか、危険領域でした。

まあ。ここで適材な処理でPHもコントロールするのですが、

異常だった妹さんは途中からほぼ安定だったのですが、

最初悪くないと思っていたお姉さんの髪は部分部分でPH値が中性だったり高アルカリだったり。色々処理しても数値がそろいませんガーン


これは完全にホームカラーの弊害ですね。自分で塗るからムラもあるだろうし、なによりホームカラーはアルカリが髪に何日も残って取れないという結果が一番怖かった。。。。という事は、毎日ダメージが進行するってことです。


ここまで言ってしまうと営業って感じでちょっとすみませんって感じですが。


結構、大事なことですね。健康な髪は弱酸性。。家でのシャンプーとかでも弱酸性に向かう、保つことって重要だと思います。


プロから見てもホームカラーは怖いしかまえますが、今回の実験結果で益々怖く思いました。


まあ知らなくてもいい領域かもですが。。。。(笑)