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みかんの季節と麝香魚


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今週はグッと冷え込んで、いよいよ冬本番だ。

窓を開けてもらえなくなったので、ボクは椅子からお外の景色を堪能してる。


スコ猫くまきち日和+
明るい陽差しにホッとする季節になったね


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寒さに強いボクだから、この季節はけっこう好きさ


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ただね、ひとつだけ気に食わないことがある。
それは……


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みかん

冬になると、みかんのやつが食卓に乗ったりする

ボクは柑橘系の匂いはぜんぶキライなんだ。


スコ猫くまきち日和+

たまらないのは、みかんを食べたぷれこの手が

みかんの匂いになってるってこと。


ハロウィン(←ぷれこ) ノーワックスの小ぶりで甘くてジューシーなみかんが食べられるのは

この季節ならではじゃんっっ

やめられませんわっ


スコ猫くまきち日和+
そう言って、ぷれこはみかんをどんどん食べる。
1コじゃなく、2コも3コも食べたりする。
冗談じゃない。そんなみかん臭い手じゃ、ボク
ぷれこの手からご飯が食べられないじゃないか



ハロウィン ぷぷぷ。これで、ひとりでお皿から食べる習慣が身についたら一石二鳥だねっ


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そんなこと、許すもんか


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みかん臭いぷれこの手なんて……メラメラメラ




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猫パーンチむかっ




スコ猫くまきち日和+
ボクとぷれこの日常はこんなふうに変わり映えしない


だけど、窓の外の東京タワーは土曜日ごとに色が変わる。


これは14日(土)の東京タワー

青くてとってもキレイだった。

明日はどんな色に変わるかな?




PS ぷれこより


友人の山中麻弓さんが、7年ぶりに小説本を出しました。


麝香魚/山中麻弓

¥1,575
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とてもいい作品群でした。

清冽な孤独を、爽やかに感じています。

彼女はついに、山中麻弓にしか書けない小説世界をものにしたんだと

うらやましい気持ちにもなりました。

同時に、ここまでほんと、よく頑張ったねと大きな拍手を送りたい気持ちです。


これを書きながら、なんだか胸が熱くなっています。

ほんと、ほんと、よく頑張ったね。


いろんな思いを抱えて、いっしょに走っていたあのころ

わたしは結局、その後もいろんなしがらみや欲や意地を断ち切れず

軽佻浮薄に身をやつしキリギリスのように生きてきたけれども

彼女はそれから一切合切すべてを捨てて小説一本で貫いてきた。

正直、何度も「ここで仕切り直しのつもりで田舎へ帰るって手もない?」と、言いそうになった。

いや、そう言ってしまったときもあったよね。

だけど、彼女はこう言った。

「帰ったら、書けなくなると思うから」

彼女の生き方そのものが、夾雑物をよせつけない視点を生み出し

作品として昇華した。

これが小説だね。

白石一文さんが帯に書いてくれたように

「これぞ小説の凄みだ」ね


その凄みに圧倒されて胸を熱くしているわたしが今、ここにいます。

おめでとう。心からそういえることがとてもうれしい。おめでとう。