12/2〜12/3、岐阜
日本疼痛学会にWEBで参加しました。
記事を書くのが大変遅くなってしまい
申し訳ありません。
SCS(脊髄刺激療法)の新たな潮流
3社合同の特別シンポジウムがありました。
私が入れたSCS(メドドロニック、Intellis)は
もはや古くてどんどん進化している印象を受けたので
最新の刺激方法を少しだけご紹介します。
アボット社
BurstDR刺激の特徴
① 刺激を感じないのに鎮痛効果が発揮される。
② トニック刺激よりも鎮痛効果が高い。
特に、他の(他社含む)刺激よりも鎮痛効果は高い。
トニック刺激...「トントン」「ジリジリ」刺激を感じるタイプのもの。
③ 痛みの伝達経路の内側系も活性化する。
外側系...痛みを識別する脳のコンピューター
内側系...感情、集中力をつかさどる脳のコンピューター
つまり、鬱症状や破局的思考を改善させます。
破局的思考...痛みの経験をネガティブに捉える傾向の事。
④ トニック刺激の耐性を克服する。
トニック刺激が効かなくなった方にオススメです。
⑤ 電池が消耗しにくい。
メドドロニック社
DTM刺激
日本ではまだ症例件数が少ないようなので
今後の治療成績を見ていこうと思います。
ボストン社
FAST刺激の特徴
① 限局した痛みに効きやすい。
② 効果発現までに10分。
Contour刺激の特徴
① 痛みの範囲が広い場合に有効性が高い。
② 効果発現までに2〜3日かかる。
ボストン社の製品は
FAST+Contourなど
いろんな刺激の組み合わせができるそうです。
皆さんは何社のものを使用していますか?
私が手術した頃は
メドドロニック社が圧倒的なシェアでしたが
今はアボット社とボストン社が多くなっています。
メドドロニック社のSCSを埋め込んだ方、安心して下さい![]()
アダプターを使えば他社のSCSに切り替えられます。
メドドロニック社の脊髄に入っているリードを
そのまま使用できるという事です。
今回、新しいSCSの刺激方法を紹介しましたが
今後の手術や電池交換を考えている方に参考になればと思います。
また、どこの製品がいいとオススメするのではない事を
ご理解頂ければと思います。
高齢者だと
タブレット端末を使いこなせないなんて事もありますし
主治医の先生を信頼して相談して決定しましょう。
低侵襲な手術にはなりますが
埋め込んでからの生活は
刺激装置の充電がけっこう面倒なので
覚悟と根気が必要です![]()
CRPS(複合性局所疼痛症候群)の方へ
CRPSと診断を受けたなら
なるべく早くSCSを埋め込んで痛みを軽くしてから
痛い患肢をどんどん動かした方がいいと
経験者としてはアドバイスします。
ブロック注射が効く方であれば
おそらくSCSの効果は得られると思います。
トライアルといって
必ず試験的な治療を受けてから埋め込むか決めます。
トライアルは2種類の方法があります。
パンクチャートライアル(経皮的試験刺激)
試験終了後、脊髄に入れたリードはいったん抜去して
期間を空けてリードと刺激装置を一式埋め込みます。
サージカルトライアル(外科的試験刺激)
試験終了後、脊髄に入れたリードはそのまま留置して
刺激装置を埋め込みます。
SCS手術した後の通院代について
再診料+診察代+処方代の他に
在宅自己疼痛管理指導管理料 1300点 月1回
3,900円(3割負担)かかります。
おまけに
SCSチェック外来の日は
再診料+診察代+処方代の他に
在宅自己疼痛管理指導管理料 1300点 月1回
3,900円(3割負担)にプラスして
+
疼痛等管理用送信器加算 600点 月1回
1,800円(3割負担)
管理料だけで5,700円も取られます![]()
例え2分診療だとしても![]()
お高いですよね〜![]()
Lovelyでした![]()