すごく不快極まりないです。
これ、実生活ではほとんど感じたことないんですけど、インターネット上だと極めて多いと思います。
以下、不謹慎ですが、仮にですけど、僕はそんなこと微塵も思っていない前提で、
例えば、マイミクに某車メーカーの社員がいたとする。その車メーカーが整備不良で、ユーザーに死者が出たとする。そんな状況にあって、
そのマイミクが「仕事行ってきま~す」というつぶやきを上げたとする。
そこで僕が
「もう人を殺さないようにしっかり車整備して下さいね~」とコメントを入れたとする。
そんなコメントを入れたら、見てる人はどう思うだろうか?
「星は最低なやつだ」と思うだろう。
だが、それに似た事象が横行しているのがネットの現状である。
それから、「差別用語」というのがある。目の見えない人を「メクラ」と言ったり、左利きの人を「ぎっちょ」と言ったり。もちろんこう言った言葉は許されるものではない。職業についても同様であり、廃品回収業者を「クズ屋」と言ったり、俳優を「河原乞食」と言ったり、古くは動物解体や死体処理や革製品を作る人のことを「穢多、非人」と言ったりすることは、現代社会では許されることではないはずである。
ところが、ネット上では、マスコミのことを「マスゴミ」と言い、公務員のことを「給料泥棒」と言う。理不尽極まりない。復興に携わっている人、福島で大きなイベントを開催しようとしている人を「人殺し」と言ってみたりする。恐ろしい。
話は変わるが、
最近、ウォール街で「格差是正」のデモがあった。日本でも呼応して、都内で大規模なデモが行われたと聞く。が、そこに、格差是正とは関係ないはずの「反原発デモ」が加わったと聞く。
なんだ、「反原発デモ」って、結局東電のような高給会社憎しの格差是正運動だったのか、と妙に納得してしまった。
山本太郎を初めとする「反原発運動」について僕が完全に一線を引いている理由は、主義主張は立派なのだが、その主義主張が合理的な根拠を得られないと踏むと、必ず「マスコミが正確な情報を出さないから」とか「政府が情報を隠しているから」とか、「東電・マスコミ・政府が三位一体になって情報操作をしているから」とか、必ず人のせいにして逃げることだ。ま、山本太郎はまだましである。そう言った上で、必ず根拠っぽいモノを明示するから。やっかいなのはそのフォロワーである。陰謀論・謀略論を持ち出しては、それで逃げようとする。根拠はほぼ全てインターネット上の情報。マスコミの情報が正しい保証がないのと同様、ネット情報が正しいという保証はどこにもないのに…。そんな指摘をすると、けちょんけちょんに非難される。
マスコミの情報を信用するのも、ネットの情報を信用するのも、どちらも自由である。各自が判断すればいいことである。いずれも非難される言われは無い。なのに、ネットの情報を信用している人は、テレビ・新聞の情報を信じる人を、軽蔑するような文面をしょっちゅうアップしている。それから、絶対に異論を許さない。少しでも異を唱えると、あたかも平和の敵のごとく非難する。
ネット社会は、まるで「日本は負ける」「戦争は終わらせるべきだ」と唱えたら「非国民」とののしられたような戦時中の日本みたいだなぁと思う。そういう人たちは、戦時中の日本の情報操作に憧れているのだろうか?だとしたらやはり一線を引かなければならないなぁと思う。
大げさに書いたが、こういう大人に育てられた子どもの将来が心配でしょうがない。子どもに罪は無い。これが本音。