将来、何になりたい?
と聞いて、
警察官!
科学者!
なんて答えてくれる時期はとっくに過ぎていますが。
息子と、将来、どんな仕事に就きたいかを話していたときのこと。
やりたい事も分からない。
好きな事はあっても、やれる自信がない。
息子がそう話した時でした。
私の中の千晴さんが久々に喋りだしたので、メモしました。
好きな事イコール出来る事、では無いんだよ。
ハンバーグが好きだからといって、ハンバーグがすぐ作れるわけではないように。
まず食べてみて、好きになって、
作り方を知って、作ってみて、
フライパンの扱い方を学んだり、
包丁の扱い方を学び、
火傷をしたり、
手を切ってしまったりと、
失敗も経験しながら、
そうしてやっと、
好きなハンバーグが作れるようになる。
作れるようになって初めて、人にも提供できるようになり、仕事になる。
好きが、仕事となる。
ハンバーグは好きだけど、
作るのは嫌い、とか
自分には向いてない、
と感じた人は、
ハンバーグは食べるだけで十分と、
それを仕事にはしない。
好きになったら、
そして何より、
もしそれを仕事としてみたかったら、(または他人に提供できるレベルになりたかったら)身につくまでの努力は必要。
痛い思いも、辛い経験も必要な事もある。
それを乗り越えると、
また好きが深まる。
それは、同時に自分自身の経験を深める事でもあるし、経験が深くなるということは、
自分自身の人間性も、深みを帯びていく。
好き、って、
人でも、物事でも、
そうやって深めて、
育んでいくものだと思うよ。
その過程無しでは、
好きは、単なるお気に入りに過ぎない。
あなた達の年代に、
私は『愛とは』と語らない。
でも、愛が何かは、いずれ
そういう経験を通して
自ずと悟っていくものと。
きっとどこかで、あなたは気づくはず。