涙も出ないほど
辛くて怖くて言葉にしたくないあの時間
振り返るには時が必要だった
あの辛かった時間を
言葉にしても大丈夫かも。
一年半前の脳腫瘍手術後
ベッド上の120時間である
1時限め
術直後の集中治療室での24時間
痛み止めてのおかげで痛みは無い
でも、頭は動かせないし眠れない
2時限め
続く集中治療室でのベッド上(術後48時間)
頭に何か違和感を感じ始めた
何か後頭部から管が出ているンだ、、
でも良くわからない
3時限め
集中治療室から一般病棟に移った(術後72時間)
痛みもイヤだったけど
眠るコトが怖かった
『このまま死んじゃうかも』と眠れなかった
更に怖いことは夢の全てに色がない白黒だ
私の脳は色を忘れちゃったンだ
怖くて眠らなかった
4時限め
ベッド上で天井ばかり見ている(術後96時間目)
ポルターガイストばかり
無いハズの壁が私に迫ってきたり
知らない女性が私を見張っていたり
天井から沢山のクモ🕷️やカゴ(バスケット)が
下がっていて手を延ばすンだけど、、
取れないし触れない
リバビリの先生がベッドサイドに
『カーテンにのび太君とドラえもん
が書いてあるンですね』と私が言う
先生は『どの辺りに書いてありますか』
と否定しない
実はカーテンは無地ブルーで絵など無い
でも確かに黄色いドラえもんがいた
5時限め
ベッド上で天井ばかり見ている(術後120時間目)
夢はセピア色で
亡くなった父や叔父が若い姿で登場
私は石橋の上から父達を見ている
父は笑っていた
声は聞こえなかった
執刀医先生が後頭部から出ていた管を抜いてくれた
でも、おでこには
大きなホッチキス針みたいなものはまだ付いてる
こうして
ベッドに寝て天井ばかり見ていた
辛い修行は終わった
そして
歩くコトを忘れてしまった私の脳に
歩くコトを思い出させるリバビリが始まり
社会復帰に向けて人間らしく再生する
始まりだ。
ブログにしたら
思い出して苦しくなった


