森山さん:こんばんは。THE MODSの森山達也です。そしてお相手は
山外さん:こんばんは。THE COLTS、EL CAMINOの山外です。今日、8月7日はですね、語呂のとおり、バナナの日なんですよ。
森:7がひとつ足りないけど。
山:"なな"って言うじゃないですか。森さん、果物で『これ好きよ』っていう果物、何ですか?
森:俺はもう、ぶどう!
山:おぉー。え、ぶどうって結構、種類あるじゃないですか、今。
森:巨峰。
山:へぇー。
森:珍しい?
山:珍しいっていうかちょっと意外でした。メロンとか好きなイメージあるんですけど。
森:嫌いじゃないけど、メロンよりぶどう…食べたい。
山:へぇ。ちょうど今、夏で、これからっていうか…
森:結構だから山形にいる友達とかが送ってきたりしてくれるわけ。やっぱ、あっちの方は果物全体的に美味いしね。
山:そうですね。いっぱいありますもんね。前に、森さんから聞いた話ですげぇ印象に残ってるのは、桃を、なんか…
森:千疋屋(せんびきや)。
山:千疋屋の『何日に食べてください』っていう桃を…
森:あれはもう…ショックやったね。俺が今まで食ってた桃は何だったんだみたいな、思うぐらい美味かった。
山:その話聞いて、僕もいつか千疋屋、と思ってるんです。まだ千疋屋デビューできてないんですよ。
森:高いもんね。
山:違うんですかね、やっぱ…
森:俺のは貰ったやつだから、値段ちょっとわかんないけど…。ケースが違う。
山:あ、桐の箱みたいな?
森:うん、そんな感じ。
山:なんかもしゃもしゃもしゃもしゃ~っと周りにね、こう、ほわほわほわって何か入ってて…
森:高そうだぞ~、みたいな。
山:はい。これから夏から秋にかけて果物は…
森:そうそうそう。季節やけんね。まぁあんまり、俺たちには似合ってないけど。
山:はい…笑
森:森山達也のRock`n'Roll Dive、この番組はTHE MODS 森山達也、そしてRock`n'Rollの魅力に迫る25分。毎週この時間、ゴキゲンなロックファンすべての人にお送りしていきます。では、今日の1曲目はこの曲です。
♪HAIL HAIL ROCK&SOUL/THE MODS
森:改めまして、こんばんは。THE MODSの森山達也です。
山:山外です。さてですね、音楽に携わる人なら、まぁ誰でも知っているビルボードですが、1958年の8月の4日はですね、ビルボードホット100っていうのが初めて登場した日なんだそうですよ。ビルボードのチャートの特徴は、レコード売上げだけではなくて、最もラジオでオンエアされた曲、あと最もジュークボックスでかかった曲も加えられてランキングされている点らしいんですよ。日本のチャートは、売上げのみを集計しているので、ほとんどの曲は最初の週に最高位を記録して、あとはどんどん下がっていくのが普通なんですけど、ビルボードの場合は、オンエアと売り上げの割合が75%:25%と、ラジオを非常に重視しているため、なかなか初登場1位といった派手なチャートアクションが生まれにくい傾向にあります。で、なぜ、ラジオがこれほど重視されているかというと、まずラジオがアメリカ国民に浸透しているからで、ラジオでリクエストという形で大衆の支持を集めなければ上位進出が難しく、だからこそ世界で最も品位のある音楽チャートと呼ばれているわけです。と、いうことなんですが…
森:確かに、車文化だから。
山:なるほど。このラジオでリクエストっていうのが、ある意味リアルな感じはしますよね。
森:結局ユーザーがいちばんダイレクトにね、欲しがってるっていうのがわかるし。あと、ラジオからヒットしていったっていうのが、昔からそうだもんな。ビートルズだって、ニューヨークかなんかで1日中かけまくって、それからアメリカで火がついたとかっていう有名な話もあるし、あとまぁ、ウルフマン・ジャック…
山:アメリカン・グラフィティのね。
森:そう。ああいうのが、コアな音楽ジャンルっていうか、ヒット曲だけじゃなくカッコイイ曲をやって、DJで人気が出たとか。そういうチャンネルっていうか、アメリカやっぱ多いわけよ。
山:あぁー。ラジオのチャンネル自体が?
森:そう。ホントにちっちゃいとこで言えば、カレッジチャートみたいな。いわゆる、『ヒット曲関係ねぇよ』と、『イイ曲かけるんだ』と。そっから人気が出てきたバンドとか、そういうのがある。
山:GREEN DAYとかもそうですよね。カレッジチャートで、すげぇなんか人気が出て、注目されたっていうのは多分聞いたことあります。
森:だから、やっぱすごいよね。ケタ違いっていうか。
山:でもまぁ日本でも、僕もそうなんですけど、車乗ってるとき、ラジオ結構かけてるとき多いんですけど、ラジオで不意に、そんな意識してないでかけてても、たまーに自分の好きな曲とか流れるとすっげぇ嬉しいですよね。
森:まあね~。でもなかなか最近ないでしょ?そういう…
山:でもそれこそ、ちょっと前に、車でラジオかけてたときに、『バラッドをお前に』がかかって、わ!誰がかけてんだろう?と思って…。そしたら福山雅治くんの番組だったんですけど、そういう、自分の好きな曲が不意にかかると、『おぉっ!』っていうふうになりますよね。気分上がるっていうか。
森:まぁ、そういう番組になればね…
山:そうですね。でもこの番組も、割とちょっと他の番組ではかかりにくい曲はかかってると思いますよ。
森:それは間違いないでしょ。
山:はい。だから多分知ってる人は、おぉっ!ってなる人もいるんじゃないんですかね。
森:それがいいかどうか知らないけど…笑。だってヒット曲なんかほとんどかけてないもんね。
山:そうですね。だから、何だよこの番組、知らねえよって人もいるかもしれないですけど…笑
森:っていうことで、じゃあ、ラジオ…の感じを歌ってる曲をいきます。
♪RADIO RADIO/エルヴィス・コステロ
山:続いてはですね、夏ならではのこんなお便りが届いてます。
森:はい。
山:で、個人的にはですね、正直ちょっとこれは放っておけないぞ、ということで。
森:なるほど。
山:紹介していきたいと思うんですが、えーとですね、筑紫野市の、ラジオネーム、ブラックスナイパーさんですね。『今日は山ちゃんに、教えてほしいことがあってのメールです。(森やんに怒られる内容だと思うので、こっそりと紹介してください)』と、書いてあります(笑)。『俺には、6歳と8歳の息子がいます。2人の息子がこの時期に楽しみにしているのが、虫とりです』
森:なるほどそうきたか。
山:『でも、2人はただ山に行って闇雲に探すだけ。なかなかカブトムシ様・クワガタ様に出会うことが出来ず、いつもがっくりしながら帰ってきます。なので、今度一緒に行って手伝ってあげようと思うのですが、わざわざ行くなら、たくさん捕まえて親としてカッコイイところを見せたいというのが本音です。でも虫とりなんて30年以上もやっていないので、何もコツを覚えていません。昆虫博士の山ちゃん、カブトムシ・クワガタをとるコツをぜひ教えてください』と。
森:どうなの?笑
山:いやー、正直言って僕も30年も行ってないですけど、教えますよ今日。まず、闇雲に行ってもダメです。
森:確かに。そうだよね。
山:やっぱり、一番簡単な事から言って、カブトムシ・クワガタはクヌギっていう木にいるんですよ。
森:それ俺わかんない。
山:だから、例えば山っていうか林みたいなところに行っても、松の木とか、色んな木があるわけじゃないですか。
森:そうよね。
山:で、よく木を蹴っ飛ばして上にいるやつを落とそうとか…。やたらめったら蹴ったりしても、足の裏痛くなるだけですから。まずクヌギです。あとやっぱり虫は基本的に、特にカブトムシ・クワガタは夜行性ですから、昼間、暑い時間とかは、土の中にもぐっちゃうんですね。
森:じゃ、ダメじゃん。夜行かないと。
山:ですから、夜か、もしくは早朝なんですよ。ちょっと涼しくなって夜になると、いわゆる樹液…ですね。木から出てる蜜みたいなのがたれるんですよ。それを、要は吸いに来るわけです。だからクヌギの木で、蜜がたれてるような木を、昼間まず山に行って探しとくわけですよ。そして、早朝行くと、夜から樹液を吸ってる虫が…ゆっくりですから彼らは。まだ樹液を吸ってるところを、キャッチ出来るわけですよね。だから、もし樹液とかが出てなかった場合、これはもう、人為的に蜜的なものを塗るとか…それは僕もやってましたよ。
森:砂糖水つけてるヤツとか…いたいた。
山:そうですそうです。あとは、やっぱり…何の虫でも、結構多いと思うんですけど、光に寄ってくるんですよ。
森:あぁ、蛾とか寄ってくる。
山:そうですね。蛾とかもそうですし、基本的に虫全部なんですけど、カブトムシやクワガタとかもやっぱ明るいとこに寄ってくるんですよ。夜行性なのに、なぜか電気に寄ってくるんです。
森:そうだよね。
山:だから普通に山とか行くと、電灯の下とかに飛んできて、そこらへんにいるっていう…。山とか近かったら電柱の周りとかも見たり…
森:したがいいぞと。
山:はい。
森:さすが。
山:もうホントにこの話になると、ガンガン出てきますけど。
森:昆虫博士やもんねぇ。
山:昆虫博士ではないですけど…笑。でも、僕は本当にカブトムシとかクワガタとるの名人って言われてたんですよ。だから、子供のときは毎朝、見に行く木が決まってるんですよ。何本かあるわけです。秘密の木①、秘密の木②、秘密の木③みたいな。無駄なとこ行かないんですよ。その木を毎朝必ずチェックしに行くんですけど、しまいには、近所のデパートとかのペットショップで夏、カブトムシとかクワガタとか売るじゃないですか。そこのオヤジが、そぉっと僕についてくるんですよ。その秘密の木を…
森:横取り…笑
山:横取りしようと思って。そういう時期がありましたよ。
森:全く俺興味なかったねー。
山:子供のときも全然とんなかったですか?
森:わざわざ山に行ってとるとかいう発想がなかったね。
山:じゃあクワガタとかカブトムシとかを家で自分で飼ったことないですか?
森:ない。
山:あ、マジですか。俺なんてもう、自分が入れるくらいの小屋をベランダに、親父に作ってもらって…
森:やだな~。笑
山:スゴかったですよ。冬になったらちゃんと卵を生んで、孵化させるんですから。
森:ロッカーじゃねぇよな~。笑
山:それを言われちゃあ、今言ったこと全部ナシにしたくなっちゃうんですけど…笑
森:まあでも、今、山ちゃんが言ったことをね、頼りに行ってみてください。
山:はい。ホントです。
森:チャレンジしてください。
♪No Guard/ヴァクシーズ
森:森山達也のRock`n'Roll Dive、エンディングの時間になりました。
山:はい。大丈夫ですか、今週?
森:今週Rock`n'Roll Diveじゃないよね。笑
山:バナナとカブトムシになっちゃったんですけど、大丈夫ですか?笑
森:大丈夫でしょ、たまには。
モッズ情報
森:それでは、森山達也のRock`n'Roll Diveまた来週。お相手は森山達也と
山:山外でした。
森:それじゃあ、バイバイ。