リスニング力を上げたいと思っているのに、
全然成果が上がらない時期がありました。

当時、週1回の英語のレッスンを受けていて、
その先生に相談したところシャドーイングがいいと
言われました。

シャドーイングというのは、英語の音声に
影のようについて、自分で声に出して言うという
練習方法です。

でも、何カ月か続けても、聞こえるように
なりませんでした。

何が原因だろうと自分で考えて、行き着いた答えが
ディクテーションでした。
ディクテーションは、聞こえた単語をそのまま
書きとっていくというものです。

毎日15分間、ディクテーションを続けて、
聞き取れなかったところはスクリプトで確認しました。

ショックだったのは、実に簡単な単語が書きとれなかったこと。

知らない単語が聞こえないのは仕方がないのですが、
知っている単語の音の変化についていけてなかったことが
よくわかりました。

聞こえる音と、文字で見た音の差を埋めていくという
地道な作業を続けた結果、4カ月後にははっきりとした
成果が出ました。

今でも、週に何分間かの音声のディクテーションを
やるようにしています。

アナと雪の女王のLet it Goもディクテーションしてみました。
まず書きとって、その後に答え合わせをして
耳に聞こえる音と実際の単語の差を確認していきます。

時間がかかるようだけれど、確実に力がつく方法です。
何か好きな記事などを見つけて、スクリプトがあるもので
楽しみながら練習できるといいと思います。

英検1級合格の目標をかかげて約半年後、
2度目の英検1級を受験しました。

前回の不合格から3カ月。

単語を覚えて、過去問を解く。

それくらいしかできないまま、年を越しました。

試験まであと3週間なのに、エッセイの対策が
全然できていませんでした。
しかも、どうやって書いたらいいのかわからない。

困り果てて、英検対策校の門を叩き、
エッセイ対策のテキスト購入して読みました。

英検1級のエッセイは
・与えられたトピックについて、6個のポインツのうち3個を使って書く
・3段落以上でイントロと結論を含む
・200ワード程度で書く
ということになっています。

段落の構成の仕方や、ポインツを使う位置などを
テキストから学びました。

そして受けた試験の結果、合格まであと1点。
点数を見たときには力が抜けました。

あと1個、単語で点数が取れていたら…
リスニングであと1個正解できていたら…

と、2~3日は落ち込みました。

でも、思い返してみると、このときにぎりぎりの点数で
合格しなくてよかったのです。
そこで合格してしまったら、勉強をやめてしまったでしょうから。

その後、継続して集中して勉強したことで
次の目標につながっていくきっかけになりました。
4年前の夏に、突然、英検1級を取ろうと決意しました。

その頃は、働いていた会社の先行きが不安で、
転職にそなえてなんとかしたいと思ったのです。

自分の中で何が得意だろうかと考えて、行き着いたのが英語でした。
今さら英語なんて・・・
帰国子女でもないし、留学経験もないし・・・
でも、できない理由を考えていても仕方ないので、
とにかくがんばろうと決めました。

目標は英検1級合格と決めましたが、どうしたら合格できるのか
全然わかりませんでした。
英検のサイトに行って、過去問をダウンロードして、
やってみたけれど合格にはほど遠い状態でした。

とにかく単語がわかりません。
勉強を始めた頃は、選択肢のほとんどがわからないような状態でした。
1級用の単語集を買って暗記を始めましたが、
全て覚えきれないまま10月に初受験。

結果は不合格A。

それから1年後、4回目の受験でようやく一次試験に
合格したけれど、二次試験で不合格。
その次の試験でようやく二次試験に合格することができました。

そのときの経験をもとに、今は英検を受験される方々に
個人レッスンを行っています。

このブログでは、私がやってきた勉強法とか、
日々のいろいろなことを書いていきたいと思います。