少し、うなずけなかった
彼が、今日夢の中に私が出て来たのだと話してくれた
夢の中の私はハンディキャップがなく、現実とは異なっていたそうで
遠くに立つ私は、彼が呼んでも振り向かなかったと
おもしろい夢だと思った
けれどその続きの解釈を “彼女が犠牲にしてきたもの、それから引き換えに手に入れたものがーー”
そんな風に小説みたいにして遊んでいたところが、少し後に残ってしまった
“引き換えに手に入れたもの”
そんなものは何もないと思っているから
ハンディキャップがあったから今の私はあるんです、的な
そんなきれいな言葉は私の中には全くなくて
仕方がないと諦める力は備わった様に思うけれど、でも圧倒的に “これがなかったら・・”
そう想い巡らす分量の方が未だに多いから
ーーだから
だから、まだ此処なのかもね
そんな風にしか捉えられていないからまだ此処にいるの、かな
ま、とか言う程大したハンディでもないんだけれど
その夢を見せた彼の心理状態
そっちに注目すべき?なのかもね
