---情熱は理性をも征服する A・ホープ(17~18世紀のイギリスの詩人)---


またニュース関連だが、見ていたらふと思い出した。


何故か忘れていて思い出したが、19歳のときKAT-TUNのライブに行ったことがあった。

特に私はKAT-TUNファンではなかったが、先輩がKAT-TUNファンだった。チケットが余っているから、ということで誘われた。


当時確かデビュー前だったが、亀梨くんと赤西くんがごくせんのドラマに出ていて人気が出ていたころだった。

アイドルのライブは初めてだぁ、とドキドキして横浜へ。


何か持っていったほうがいいか確認をしたが、先輩が用意してくれるということで準備をせずにライブへ。


「うちわ、用意したから」

と手渡されたうちわ。


<脱いで>


と大きいうちわにお手製の文字。


これを振るのかぁぁぁ!
結構恥ずかしいなぁ!


と思いながら、2時間ライブで振り上げた。
私のうちわは目に入らなかったのか、特に脱いだりするようなアクションもなかった。


正直デビュー前のライブだったので1曲も知らない中参加したが、結構楽しめた記憶がある。


しかし、今思えばジャニーズのライブは熱気がすごい。
色々な歌手のライブに行ったりするが、あの時のKAT-TUNライブの参加者は強烈だった。
(ちなみにギャル系が多かった気がする)


うちわを持っている人はたくさんいて、<投げちゅーして>とか<ウィンクして>などが多かった気がする。


しかし、一人


<今夜抱いて>


といううちわを持っている人を見た。


<脱いで>は上のシャツをはだけさせればいいのかも知れないが、<今夜抱いて>は無理でしょ!


そんなウチワ持っているところ、絶対知り合いに見られたくない。


そこまで強く何かに夢中になれるってすごいよなぁ。


B'zのライブで、白い斜めがけのバックの中央に稲葉さんの顔がプリントされたお手製バックを持っている女性を目撃したときも感動した。


どうしても人の目を気にしてしまって、思い切ったことができない自分は何と平凡なのか…とつくづく思う。

いい意味でも悪い意味でも本当に自分は平凡だ。


「あの人変わっているよね」という前衛的な人間になりたい、と考えていたのだがなかなかそうはなれない。


情熱が足りないのかもしれない。
確かに、何か情熱に突き動かされるということが少ないのかも。


適度な情熱家になりたい。


ここで「適度」という言葉を入れてしまうのがいけないんだろうけど。