短大を卒業し、会社員になりました。社会人1年目、チワワが亡くなりました。母はショックで水商売を辞め、パートの仕事を転々としていました。
その頃、私の彼氏の家が大変なことになりました。元々彼氏は住み込みで働いていて土日だけ会っていました。詳しくはわかりませんが実家の家を失ってしまいました。彼氏は休みの日は、私の家に来ていました。母が、
『英樹(彼氏・仮名)くんが帰る家がなくて大変だからあんた1人暮らししなさい』
え…やっとお母さんと一緒に暮らせるようになったのに…
私は1人暮らしの家を探すことになりました。母と一緒に暮らせなくなることが嫌だったのかなかなか事が進みませんでした。母に
『まだ見つからないの?』
と言われました。その言葉が辛かったです。
友達が以前お世話になった不動産さんを紹介してくれました。2軒ほど物件の紙を見せて頂きました。気に入るものではありませんでした。
嫌だと言えなかったのでマシな方を選んで申込書を書きました。保証人は母です。パートの勤務年数を書く欄があり、3ヶ月と記入しました。不動産屋さんは、「それじゃ通らないよ。3ヶ月の前に2年と書き加えなさい。」と言いました。そして契約できました。
私:『お母さんはこれからどうするの?』
母:『1人で暮らす』
私:『それなら寛さん(母の彼氏・仮名)と一緒に暮らせばいいじゃん』
私の鶴の一声で母は結婚しました。