いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。
まだ梅雨入り宣言されていない仙台ですが、
どんより灰色の雲が垂れ込めている日が多く、
やっとここ2日ほど太陽の光に恵まれたところです。
今日は皆既月食。
しかもスーパームーン![]()
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月の力の影響で人間もテンションが上がりそうな5月26日です。
さぁそれでは、万年スーパームーンパワーを維持するホミン夫婦の、
その後を追ってみましょう。
蘭珠館で食した秘伝のエキスは、二人にどんな変化をもたらすのでしょうか…
蘭珠館、開館いたします。
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まだ舌先に残るイチゴの甘酸っぱさが、
無理矢理押し込んだ本能の再膨張を食い止めているその間、
俺たちはあからさまな深呼吸と尋常ではない数のまばたきで、お預けを耐え忍んだ。
チョコシェフは一度この場を離れていたが、
間もなくファイルを手に現れ、再び俺たちの背後に回り込んだ。
シェフが近づくだけで、堪能した料理の味がよみがえり心臓が高鳴るのが分かった。
いくら平静を装っても、今度は目の前の管理人が右に左にと巻き髪を揺らしてくる。
それは女としてのあざとさと言うより、絶対的地位で仕事をこなす者の威圧感…
許しを請う俺たちの姿が、もう彼女には見えているに違いない。
『こちらにレシピをまとめました。
少し説明をさせていただきますね。』
チャンミンの肩がピクリと反応した。
断れるわけがなかった。
チャンミンの視線が俺に助けを求めるが、
俺はわずかに首を振って、耐えろと突き放すしかなかった。
『精のつく食材は数々ありますが、
お二人の体質に合っていると思われるのは…ウナギです。
ウナギはご存じの通り…』
耳の奥がキーンと鳴っている。
説明が頭に入ってこないのは幸いだが、これまで経験したウナギの効果を知っているだけに、
俺たちの緊張はあっとう間にピークに達した。
唇が乾き、指先が震え、
下腹部の水門が破壊され、腐の液がどっと流れ出る映像が次から次へと浮かんできた。
『…もう許してください…』
チャンミンが目を潤ませ懇願した。
チョコシェフは戸惑う様子もなく…いや、全てシナリオ通りとでも言うかのように、
落ち着いた声で次の場面へと俺たちをいざなった。
『許すとはどういうことですか?
お二人は今、何をお望みですか?』
管理人にも劣らぬ気迫。
この館で培ったであろう力のすさまじさは、俺の懇願までをも引き出していた。
『二人にさせてください!
お願いです…チャンミンと二人きりに!!』
ほらね…と緩んだ口元。
まさに勝者だけに許される笑み。
シェフは俺たちの背中を同時にさすりながら、静かに言った。
『そうですか…
料理の責任者としては最後まで見届けたいのですが、
まぁ…それはいずれ蘭珠様が展示するでしょう。
どうぞ慌てずにご堪能を…』
お許しを得たと気を抜いた瞬間、管理人の指がパチンと鳴った。
部屋の照明が落ちるのと同時に、テーブルにはスポットライトが円を描いている。
椅子の倒れる音…
ガラスの容器が割れる音…
飾られたバラは花びらが飛び散り、テーブルクロスのしわに埋もれて行く。
『ウナギと聞くだけで制御できないこの体って何なの??』
それは長い間、日本の食文化に触れてきた俺たちの紛れもない潜在意識の表れ。
『…ウナギって言うな…爆発が起きそうだ!』
『ユノこそいまウナギって…』
それからの俺たちは、現実と夢の境目で漂い、
これまで見たことのない光の競演に押し上げられて、特大の花火を打ち上げるに至った。
シェフへの失礼はなかったか…管理人の期待に応えられたかの答えより、
いかに二人の思いが遂げられたかが重要だった。
食は薬なり。
昔の人の言葉は、経験に基づいて伝わったのだと改めて実感する。
ことさら秘め事に於いては、先人たちが幾度となく立証を繰り返し、
そして揺るぎない真実だけが、脈々と受け継がれてきたに違いない。
今日俺たちもその一組となった。
また日本のツアーでウナギを頂くことになるだろうに…
ライブ中に効果が現れたときの対策も考えておかなければ…
快楽の後の心地良い鈍痛を噛みしめ、次に俺たちが向かったのは半地下の小さな部屋だった。
先ほどの行為でエネルギーが消費されたのか、満腹感はすでに無くなっていた。
管理人の案内に導かれ柔らかいシルク調のカーテンを開けると、
そこは南国の様相を醸し出す空間が広がっていた。
籐で編まれたベッドには色とりどりの花々があしらわれ、なんとも言えない甘い香りを放っている。
時折肌に触れる風は自然の物なのか…?
床一面に張った聖水が、半地下ならではの抑えた灯りに照らされ微かに波打っている。
『ここは…?』
『今日はお二人ともお疲れでしょうから、
マッサージで体をほぐしてはいかがかと、ご用意いたしました。』
毎回思うのだが…
管理人の言葉には、俺たちの思考をある方向へと向かわせる毒性がある。
鈍痛は脈と一緒にその強度を上げ、またしても解放を求めて動き出している。
『信者様の一押しの技師、ゆのチャミミ女史でございます。』
さらに奥のカーテンがふわりとなびき、現れたのは想像を超える若さの女性だった。
『初めまして、ゆのチャミミでございます。
お二人に施術する日をずっと待ち焦がれておりました。』
『…あ…どうも。』
思わず照れながら握手を求めた俺の横顔に、
真っ赤に熱した鉄の板が押し当てられたような、そんな鋭い視線を感じた。
チャンミンが何か言いたげに目を見開いていた。
続く
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いくら大きなテーブルでも、そんな使い方をするのはホミン夫婦くらいでしょう。
飛び散るバラの花びらが、一層激しさを物語りますね。
シェフと一緒に物陰から観察する私の姿がはっきりと見えます![]()
タフで良かった![]()
それでは本日の蘭珠館、これにて閉館でございます。
またのお越しをお待ちいたしております。
お出口ご案内は…
『せめて一玉くらい時間をかけるんだった…』
この期に及んで自分のコントロール力をまだ信じている夫に、
『無駄ですよ!』と一喝して参りますので、しばらくお待ちください。
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