最後まで笑う | TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

TVXQ蘭珠館…その扉を開けたなら…

さあ愛でなさい。
ホミン信者の思いをギュッと詰め込んだ館です。

いらっしゃいませ、TVXQ蘭珠館へようこそ。

 

昨日の仙台が20℃って…暑くて何を着ていいのか分かりません!!

街中に迷走している人がウジャウジャです(笑)

 

そうしているうちにまた少し気温が下がるんですよね。

この差にもてあそばれて、疲労がたまるのです。

皆さん、お気を付けください。

 

 

こんな気温差など全く気にならないホミン夫婦は、

自分たちの熱でいつでも夏仕様。

 

諸々、解禁の日も近いので、自然と内側から熱くなるんでしょうね。

頑張れ、ユノ、チャンミンハート

 

 

さぁそれでは本日90通目のユノLetterを開封いたします。

チャンミンはユノロイドと仲直りできたのでしょうか…?

 

 

 

 

 

蘭珠館、開館いたします。

 

 

♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*

 

 

『ヒョン…僕…』

 

 

しどろもどろにその先を濁す僕は、

思えばユノの前でも『ごめんなさい』などとストレートに言ったためしがない。

 

ユノが笑うように手を尽くして、触れて絡んで重なって…が僕のやり方だから、

2人の仲直りは行動が先だった。

 

でもユノロイドにそれは通用しない(…できない)

 

ここはキャラにない素直さを前面に押し出して、

同居人らしく頭を下げるのが得策だと思う。

 

 

『さっきは…なんて言うか…その…』

 

 

 

 

 

 

『レタス…』

 

 

『…はい?』

 

 

『このサラダボウルにレタスを盛って。』

 

 

『…OK 』

 

 

ユノロイドの方がずっと大人だった。

感情を持ったアンドロイドが人間に歩み寄りを見せるのだ。

それはまだ規則的な動きしかできなかったあの頃とは比べ物にならないくらいの、

膨大な量の戸惑いと忍耐を自己処理した結果だと僕は思う。

 

 

『あと、この人参をピーラーで…』

 

 

『いいえ!!

ここはトマトにしましょう!!』

 

 

狙いとしか思えない『人参とピーラー』を全力で否定して、

僕はトマトを推し進めた。

(原因はこちら

 

ユノロイドが含み笑いで僕の隣を温める。

作業には不向きな距離感だが、僕達はしばしそれを楽しんで仲直りを遂げた。

 

 

 

 

いつもより15分ほど早い朝食が始まり、

僕は頃合いを見計らって、今夜から始まるユノロイドのミーティングについて確認した。

 

 

『本当に今の状態で深刻な不具合を疑われることはないの?』

 

 

あの強烈な発熱以来、システムに出向くのは初めてだった。

臨時的なバックアップで落ち着きを取り戻しているとは言え、

それはあくまでもユノロイドの報告であって、データで示せるものは皆無だ。

 

もしこの2日間の間に何か一つでも不具合の前兆を見抜かれたら、

ユノロイドは無機質なアンドロイドに戻るか、あるいは…

 

僕の不安は募るばかりだった。

 

 

『俺はお前との残りの時間を一番に考えてるんだ。

そんなへまはしないよ。』

 

 

『バックアップの保存期間は残り10日ほどでしょ。

次の策を練らないと、今度は熱だけじゃ済まなくなるんじゃ…?』

 

 

『分かってる。

策がないわけじゃないから、チャンミンは心配するな。』

 

 

そう言われてしまうと、僕はもう何も言えない。

彼の言葉を疑いつつ、ユノとして生きたいと願っているであろうその心だけを信じる。

これはなかなか忍耐の要る作業だが、僕に出来る唯一の事でもある。

 

 

 

 

玄関で送り出すユノロイドは、いつもと変わらぬ様子で僕に手を振った。

たった2日間我慢すれば必ず帰ってくるんだと言い聞かせて、僕も肩先で小さく手を振った。

 

別れの光景…

 

どこかでそんな事を意識している僕がいる。

 

 

後ろ髪をひかれる思いを断ち切るには、ユノの手紙が必要だ。

 

僕は1秒でも早くユノの愛を身にまといたくて、車に乗り込むなり手紙を開封した。

 

 

 

 

ブルーのガーベラは決して気分を上げてくれる絵柄ではないが、

心を鎮めるには最適だった。

 

ユノが静かに語り出す…

 

 

 

 

 

『突然だけど、笑えチャンミン…

人は笑うことによって不安を吹き飛ばす生きものらしいから、

とりあえず笑え!

 

あの分裂の時、俺もお前も笑顔を失って、

笑うなんて二度と出来ないんじゃないかとさえ思えた、どん底の日々だった。

負は連鎖を生み、歌どころか生活もままならない…そんな最悪な記憶ばかりだった。

 

でも俺にはまだ失っていない光がある事に気づいたとき、

ホッとして顔が緩んだのを覚えている。

 

その光はチャンミン…お前だ。

 

それからの俺は、何としでもお前を笑顔にするって使命感で燃えてたけど、

まず笑顔をもらったのは俺の方だったな。

チャンミンの存在は絶大だった。

 

人の力って凄い!

俺達はそれを体験したんだもんな。

 

 

もうすぐ俺はお前のもとに帰るけど、、そのもう少しのところが辛かったり、

逆に時間が長く感じたりすることってあるだろ?

そんな時は過去にすがるんじゃなくて、未来を見据えて笑うんだ。

 

きっと今の俺もそうしているはずだ。

 

 

勝負に勝つ例えとして『最後に笑う』って言うけどさ、

俺は『最後まで笑う』事で勝ちたいな。

 

これからこの言葉は、俺達夫婦の軸となるだろう。

 

by チョン・ユンホ にっこり

 

 

 

素敵です…ユノ。

 

思えばこの3ヶ月…ユノに会えた時間以外は、

声を上げて笑うなんて少なかったかもしれない。

 

ユノロイドは終始微笑みを湛えて僕に接してくれたけど、

それはプログラムがそうさせていると…どこかでそう思っていた。

 

 

でも今なら分かる。

あれはユノの笑顔と同じだった。

 

心がこもってた。

 

もう残された時間は少ないけれど、僕の笑顔でユノロイドが少しでも元気でいてくれるなら、

惜しむことなく与えてあげたいと思う。

 

ユノが帰った時に、なるほど、こうして育成したんだなって分かるように、

僕も心からの笑顔で接することにするよ。

 

 

いつか見据える未来にも、2人と1機の笑みがそこにある事を願って…

 

 

 

続く

 

 

♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*♪*:・’゚♭.:*・♪’゚。.*#:・’゚.:*

 

 

そうなんです、笑う事って大事ですよね皆さん!!

 

どんな薬より効くって言いますものね。

 

ユノロイドもチャンミンの心からの笑顔を見たら、

不具合の再発などなくなるかしら!

(え??それは逆効果??)

 

ユノが帰るまであと12日。

 

 

 

それでは本日の蘭珠館、これにて閉館いたします。

 

またのお越しをお待ちいたしております。

 

お出口ご案内は…

 

 

 

 

 

笑顔効果…立証されています。

 

脳内環境は多少腐臭の要素がありますが、お出口業務には支障ないと思われます。

 

 

え!?

 

木陰に消えた!?

 

夫婦が済ませるまで、辛抱強くお待ちください。

 

 

 

 

貴重な画像はお借りしました。

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