前回「私の夢①」からのつづき
隔月でのセブへの渡航も1年ほどが過ぎた頃
チームメンバーの皆んなも仕事に慣れて来て
少しずつ私の手から離れ始めていました。
渡比中にはプライベートの時間も増えて来て
休みの日にはチームメンバーと食事をしたり
海へ繰り出してみたりと、
ローカルの人々と深く接して行くうちに
どんどんとフィリピンが好きになって行きます。
当時はまだ「じゃぱゆきさん」なんて言葉が
悪いイメージをまだ残していた頃で
日本に帰ってからは「フィリピンが好き」だ
なんて言えないご時世でした。
今でもちょっと憚られますがね…
しかし不思議と「セブ島が好き」と言うと
皆「いいねぇ〜」なんて言う人が多くてね
セブはダイビングスポットやリゾートとして
綺麗な海と白いビーチの楽園というイメージ
だったんでしょうか?
それに私の周りにでは「セブ=フィリピン」
とすぐに発想できる人が少なかったんだと
思います。
休日にはビーチで仲間と騒いだり
時にはひとりでただ海を眺めたり
当時のセブはダイバーが来るくらいで
観光客もまだまだ少なかった様に思います。
だから簡単に一人ぼっちになる事も出来て
正に「世捨て人」の様な感覚を楽しんだり
して過ごしていました。
当時も会社のオジ様方にKTVに連れて行って
貰ったりもしましたが青年Friendyにとっては
全く興味が持てずに、むしろ苦痛でしたね
今となっては大好物ですが(笑)
以前もブログ記事にしたんですけど
フィリピーナにモテる三大要素
「20代・日本人・独身」
を備えていた私は自分で言うのも変なのですが
当時は凄くモテました(笑)
当時はね…
だから会社のワーカーの女の子からは
次から次へと大勢に求婚されたものです。
今の私にはそんな面影は微塵もありませんが…
彼女達は露骨に「あなたに身体を捧げます」
みたいなアプローチでした
突然ホテルの部屋に押しかけた来たりしてね
仕事がやり難くなると思ったので
一度も頂いたことはありませんでした(笑)
その中でも全く違ったアプローチで猛烈熱烈に
アタックして来たのが同じチームにいた
「クリスティーナ」でした。
「友達として休日を過ごしましょ」
「あなたにセブの良い所をもっと知って欲しい」
そんな風に言って休みの日には彼女は私を
普通にデートに誘ってくれました。
ただ純粋に2人で色々なところへ行ったり
ボートで海に出たり食事をしたりと、今では
考えられないプラトニックなデートです。
そうするうちに彼女の家にも招待されました。
彼女の家から歩いて直ぐのところにビーチが
あるんですが、観光向けに整備こそされて
いない物の砂浜は白く、海はエメラルドグリーン
に輝いていました。
一日中そのビーチで遊んで、のんびりとビールを
飲みながらクリスティーナとお喋りしたり
ラジオから流れてくる曲に合わせて2人で歌を
唄ったりもしてました。
あゝ ずっとこうしていたい
出来る事ならこのままここに住みつきたい
きれいな海と青い空と真っ白な砂浜と、
波音と風の音を聴きながら毎日を過ごしたい
1人じゃ寂しいのでクリスティーナみたいな
パートナーがいたらいいな…
青年時代のFriendyはこの時に決めました
よし!日本で仕事をリタイアしたら
セブに住むぞ!
それも出来るだけ早くリタイアしよう!
その為にも仕事を頑張るぞ!
今思えばとても青臭い話ですが
当時の私のひとつの夢として
心に刻んだのでした。
〜つづく〜