いきさつは事が事なので限定記事と
したんですけど


そのあとのお話し


Nちゃんと2回目の同伴です


スタートは夕方なので先ずは
日が暮れないウチに目的地を目指します


桜並木が続く河川敷の遊歩道

もう間も無く日が陰り始めているから
近くの駐車場もガラガラで直ぐに停められ

歩いている人もまばらだ

これは狙い通りで良かった。

堤防の上の歩道を彼女と色んな話を
しながら歩く


桜並木へ向かう人よりも戻って来る
人が圧倒的に多い

マスクはしているけど
私と彼女は明らかに年の差カップルに
見えるのだろうか

すれ違う人の中にはジロジロとこちらを
伺う人も多かったな

ちょっと誇らしげな気分になる私


桜並木が近づいてくると彼女は
ワクワクしてきたのか
急いで走り出し桜の木へ近づいて行った


「オー ! トテモ キレイ デスネ」
「カワイイ」

桜の花を手に乗せて興奮気味だった

少し葉桜になりかけてはいたけど
十分に楽しめるレベル

花の香りを確かめてみたり
写真も沢山撮ったりして楽しそうだ


良かった… 念願の桜をちゃんと
見せてあげる事ができて…
どうしても…で無理した甲斐があった


心の中でそう思った




桜の木のそばで腰を掛けて暫し眺める


「wow! ◯◯チャン gentleman ネ」


腰をかける時に汚れない様に
私の上着を座布団代わりに敷いて上げた


「ヤサシイナ アナタ ワタシ ハジメテ デス」


そうこうしていると

やや離れた所にいた家族連れがこちらへ
近づいてきて
「写真撮ってもらえませんか?」
と頼んで来たので引き受けた

お兄ちゃんと双子の姉妹の3人の子供と
その両親の5人家族

「オォ? twins ダネ カワイイ ナ」

彼女には6歳になる子供がいる
彼らを見て少しホームシックだったみたい



その他には愛犬連れがことの外多くて
彼女はびっくりしていたな

犬は好きらしくて見かけると飼主さんにも
お構い無しで「チョチョチョチョッ」って
あやすもんだから
これはチョット恥ずかしかった。



ここは桜の他にも菜の花や色んな花が
咲いていて楽しむ事が出来る

「ワタシ ダイスキ Flower」

そう言えば以前フィリピンの家の写真を
送ってくれた事があったけど
家の前に大きめの花壇
と言うよりミニ家庭菜園みたいなのが
あって花が沢山あったのを思い出した。


お母さんか誰かが育てていると思ったけど
聞けば彼女の趣味だという



いつも夜のお店で会い
同伴と言っても買い物や食事や
チョメチョメだけだし

こういう自然の中に来る事ってまず無い

ここに来なければ犬好きや花好きなんて
分からなかっただろうし

こういう環境に来たからこその
彼女の素顔と言うのも見てとれたと思う。


「ワタシ Flower Shop ミタイ デス Honey」


日も暮れ掛けて肌寒くもなって来たので
彼女の希望をかなえるべく

花屋へ行ってみることにした

「ついでにペットショップも行ってみようか?」
「仔犬を見に行こう」

「ホントデスカ⁉︎ ウレシー!」


この時点でホテルへ行く時間は
完全に無くなったけど

この日は
そういう事が全くどうでも良くなってた

とにかく素の彼女がどんどん現れる事に
凄く喜びを感じていたから



そして一路、クルマは次の目的地へと
向かうのでありました


〜 つづく 〜