初めて渡比したときの仕事を進めるチームメンバー

 

 

2~3回目になるころには結束も固まり良い人間関係が

出来てきたかなあ~?ってころに

チーム員の一人の女の子Cちゃんの様子が変わってきた

彼女は当時20歳

小柄で笑顔のステキな可愛い子だった

 

明らかにこっちを意識し始めていて

目を合わさないし会話も少なめ

2人で作業しなければならないときは顔が真っ赤

 

そしてある時

みんなで仕事の後に食事に行っってさあ帰ろうかというとき

トイレに行った私をトイレの前で待ち伏せしていた

そして一言

 

「あなたが好きです。結婚してください」

 

余程の決心をしてきたのだろう

この一言を言い終えるとボロボロに泣き出してしまった

 

トイレの前で…

 

当時は私も若かったし、そもそもイキナリ結婚ですからね

全くもって返す言葉が見つかりませんでした

 

「あなたの気持ちはわっかったけど、時間が必要だ」

 

こう言うのが精いっぱい

 

少し泣き止んだところで皆のもとへ戻ったのだが

全員ニヤニヤしている

そう皆わかっていたようだ(笑)

 

しかしその後も私にはどうすることも出来ず

暫く2年くらいは日本へも写真付きで手紙を送ってくれてたり

したけど彼女の気持ちに応えることは出来ませんでした

 

※細いなワシ(笑)

 

 

彼女の笑顔は本当に素敵で正直私もまんざらでもない

気持ちだったけど、まだ外国人に免疫は無いし

その頃はまだ日本でのフィリピーナのイメージは非常に

悪いものだった

 

そんなちっぽけな事で一歩踏み込めなかったと思うと

若かったのかなあ?

 

 

 

それから20年くらいして今、同じ素敵な笑顔に出会った

 

それが今お付き合いしているA

 

 

 

顔も似てないし年齢的にも合わないから当然Cちゃんとは

違うんだけどあの笑顔は忘れられない

 

 

AはCちゃん以上の笑顔を私には見せてくれる

 

だからAは今は私にとって とても大切な人なのだ

 

 

~おしまい~