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"Wall of sound"の世界  05

君は天然色 / 大滝詠一

(日本)

 

 

 

 

 

アルバム A LONG VACATION

 

 

 

 

 

リリース 1981年

 

 

 

 

※"Wall of sound"特集、今回と次回は日本から、

"Wall of sound"のもっとも熱心な信者である

大瀧詠一と山下達郎を取り上げます。

 

 

今回は、大滝詠一から二曲。

大瀧詠一は日本はもちろん、世界的に見ても

もっとも敬虔なスペクター教徒であると言えるでしょう。

彼が1981年に発表した、大瀧の狙い通りのスペクター・サウンドが

見事に結実したアルバム A LONG VACATION は、

日本でも類を見ないベストセラー&ロングセラーのアルバムとなり

2020年の記録でも、アルバムの売り上げ枚数は300万枚を超えています。

 

この『君は天然色』も、大瀧の"Wall of sound"の実践はいかんなく発揮され

バック・トラックは、失敗が許されない20人の演奏による一発録り。

ひとりごと、細かいパートごとの

現代のレコーディングとは全く異次元の緊張の現場。

もう音の厚みと全体の『圧』がすごい。

 

 

もう一曲は、1985年に大瀧が稲垣潤一に提供した『バチェラー・ガール』

出だしのイントロなし・サビ始まりには驚かされるけど、

この曲でも大瀧のスペクター・サウンドへのリスペクトは

1ミリもゆらいでいない。

 

ん?

この曲も、ドラムスはスカンク・ビートじゃん。

 

大瀧版と稲垣版をペアで挙げてる動画があったので

それを取り上げました。

稲垣がスカンク・ビートに合わせて

スタッカートの効いた歌い方をしているのに対し、

大瀧は相変わらずの流れるような歌唱に徹しているのがおもしろい。