『トゥルーマン・ショー』を観た。

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小さな島で、セールスマンとして働き、妻や親友らと共に平凡な日々を送る男。

しかし彼が生きるその世界は、テレビ番組のために作られ、すべてコントロールされた虚構のものだった。

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サムネイルからは想像出来ない、嫌な話だった。

見るまではハートフルコメディを想像していたんだけどなぁ(笑)


ある男性が生まれてこの方人生をリアリティーショーとして全世界の人に見られている、という設定は面白いと思った。

けど、闇深いのがトゥルーマンは自分がリアリティーショーとして扱われていることを知らないこと。

制作側の都合のために一人の人間がトラウマ抱えたり、倫理観どうなってんの…。

また、辛いのがトゥルーマンがいい人なんだよなぁ。可愛らしくて、茶目っ気があって。

そんな彼が疑心暗鬼になっていく姿は見ていて辛かった。


トゥルーマンは最終的に世界を飛び出していくけれど、ラストのTV放送が終わった瞬間に冷めて次のTV番組を探し出したのも若干怖かった。


現代の何でもかんでも晒してエンタメとして消費して行く価値観を予見していたのかと思える様な内容だったな。