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2018年FIFAワールドカップロシア大会がいよいよ開幕した。白熱する試合もさることながら、場外でも優勝トロフィーの行方をめぐる予想合戦が白熱している。最も多くの注目を集めている“予言者”はエルミタージュ美術館のネズミ捕り係の白猫アキレスだろう。アキレスは第一試合の勝者ロシアという予言を見事的中させ、日本でも多くのメディアに取り上げられている。

 

 さて、もちろん優勝を予測しているのは予言者たちだけではない。様々な研究機関が取り組んでいるのがコンピュータを使った予測だ。最近、ドイツ・ドルトムント工科大学などの研究者チームがAIを使った順位予想を発表した。3つのAIと過去の試合結果などふんだんなデータを用い、10万回にも及ぶシミュレーションの結果、予測された優勝国は果たしてどこなのか?

 

 早速結果を見てみよう。優勝する確率が高いチームから順に10位まではこのようになっている。

 

1位:スペイン

2位:ドイツ

3位:ブラジル

4位:フランス

5位:ベルギー

6位:アルゼンチン

7位:イングランド

8位:ポルトガル

9位:クロアチア

10位:スイス

 

 スペインの優勝確率は17.8%、ドイツは17.1%、ブラジルは12.3%であった。なお、この予測によると日本がグループリーグを突破する確率は20.5%、決勝戦に進める可能性は0.2%、優勝確率は0%とのことである。

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予測結果一覧。画像は「arXiv.org」より引用

 予想に使われた手法は、様々なデータを統計的にモデル化するポアソン回帰、チームの強さを評価するランキング方式、様々なシナリオを検討するランダムフォレストという3つ。研究チームではこのうちランキング方式とランダムフォレストを組み合わせた方法が今回の予測に最も適していると判断し、このモデルに基づいて10万回のシミュレーションが行われた。

 ちなみに、研究者チームは当然のことながらドイツ推しである。だがAIによるチームの強さと決勝までのルート予想によると、ドイツはスペインに試合で勝てるかもしれないが、ドイツはトーナメント中に他の強豪チームと対戦する可能性が高くなったという。そのため、僅差でスペインがドイツより有利という結果が出たそうだ。

なお、ゴールドマン・サックスもコンピュータを用いた予測を発表しているが、こちらの予想ではブラジルが優勝、ドイツが2位でスペインは準々決勝敗退いう結果が出ている。また、ゲーム会社のEAスポーツは決勝戦ではフランス対ドイツの組み合わせとなり、フランスが優勝するとの予測を発表している。

 

(編集部)