ピンポーン♪
赤いランプが光る
あれ?
なんだこれ?
もう一度タッチしてみる
ピンポーン♪
やっぱり
赤いランプが光る
おっかしいなぁ
と思いつつ
改札横の有人通路に出向く
これ
入場で引っ掛かるんですけど...
おずおずと
定期のSuicaを差し出す
「あぁ」
「今朝◯◯線で入場になったままになってますね」
と
まったく普段使いでない
他の路線への入場を明かされる
え
え?
ええええええーっ!
いやいやいや
あり得ないよ
私が毎朝使ってるのは
◯◯線でなく△△線なんだから
と
本当にあり得ないし
どう考えてもシステムのエラー以外に
思い当たるフシもないので
頑張って反論してみるも
「取り消ししときますねー」
こちらの言い分
すべてを聞き終える前に
冷たくSuicaを突っ返される
「これで普通に入っといてくださいねー」
と
"お前との話はこれで終わりだ"
と言わんばかりの
抑揚のない機械的な言葉と共に
この世には自分と似た人が
自分も含めて三人居るという
私の知らない私に似た誰かが
私とは違う路線を使い
同じように満員電車に揺られ
違うどこかに通勤しているのだろうか
いや
てか
この定期は俺のものだし
似てる似てない関係ないし
なんてひとりブツクサ言いながら
この
世にも奇妙な物語的な
不思議な現象の原因に
しばし思いを巡らしながらの
昨夜の帰路でした
しかし不思議だ...
