{03333013-CCA8-4513-B817-3041866F9F2B}

座席に座る私の目の前

吊革につかまるうら若い女性

その女性が肘(ヒジ)に掛けたコンビニ傘

電車が揺れるたびに

ぶらんぶらん揺れる


水滴の拭い切れていないそれが

不定期に私の膝(ヒザ)に当たる


少しずつ

少しずつ

(ビジネス)パンツの膝(ひざ)の辺りの

水分が増していく


"(超)満員電車だ"

"目くじらを立てるまでもあるまい"

"道中ですでに濡れていることでもあるし"

"このあともまた濡れるであろうし"


しばし成り行きに身を任せていると

乗客の流れに伴なってそのうら若い女性

ひとつ隣の吊革にズレた


そして電車が動き出す

また同じように傘が揺れる

今度は

隣に座った私より年上と思しき

ビジネスパースン(男性)の膝(ヒザ)に

彼女の傘が当たる


「傘!!!」

「濡れてるじゃないか!!!」

「どうしてくれんだ!」


やおら男性が怒り出す

隣のこちらがビックリする

うら若い女性が謝る

男性の怒りは収まらず

傘を遠ざけるためか態勢を整えるためか

そのあともゴソゴソと動き続ける


その度に

男性の肘(ヒジ)やら膝(ヒザ)やら

両大腿の上に置いたビジネスバッグやらが

こちらの左半身に当たる


以上

「風が吹けば桶屋が儲かる」

でした


違うか


では

ウェンズデー

いきましょう


追記:

次回は

「肘(ヒジ)が当たって鬱陶しいから、可愛い女の子みたいに両手でスマホいぢるな隣のオッサン」

編です

お楽しみに!(嘘)