大屋根リングの上からの、何も遮らない空を見上げました。



対岸までの景色を、閉幕後は、なくなる事に想いを馳せながら見つめました。



私は、EXPO70 も、経験しているので、大きな祭りの後の喪失感が、良くわかります。




その時は、パビリオンをたくさん回りました。

長時間並んで入って見たアメリカ館の月の石、

夜の電飾の美しかったスイス館、

初めて外国人にサインをもらいに行った事。


当時は、1ドル🟰360円(固定為替レート)、海外旅行は、夢。

だから、世界の方が、向こうからやって来たぐらいの驚きでした。

それと、ディズニーランドやUSJもない時代、パビリオン見ただけで、大興奮です。


そこには、高度成長期の熱狂が溢れてました。



思い出が鮮烈に残っていて、今でも、私にとって、千里にある万博公園は、特別な場所です。





誰かの投稿に、空を良く見た、と書いてありました。



後ろには、ガンダム、アトムとミャクミャクと一緒に見た夕焼けも、思い出です。



大屋根リングからの景色、ブルーインパルス、花火、確かに、空をよく見上げてたかもしれません。



大屋根リングが、木製で、風が通る円形だからか、会場全体が、調和のある、柔らかい雰囲気に感じました。


EXPO70は、屋根を突き抜けて、太陽の塔の顔が、覗いている、時代のエネルギーに溢れていた場所だと思います。



何十年に一度しか見れない景色や経験だからこそ、こんなに、心に残るのかもしれません。



私は、万博に2度も来られた平和な時代に生きれた事に、感謝しています。





EXPO70は、55年たって、太陽の塔と共に、森が広がっています。


海に近いEXPO2025は、これから、どんな景色を私たちに見せてくれるのでしょうか。


また、海風に吹かれながら、再訪する時が今から楽しみです。