2010年のカナダ作品。


原題は「Piche, entre ciel et terre」で、直訳すると、

「ピシェ、天国と地球の間で」くらいかな?





2001年に発生した航空機事故を題材にした作品で、

エアパニック作品であるかのような誘導が行われている

が、その手の作品ではないので、それを期待して見ると

肩透かしを食う。



ストーリーは、パイロットであるピシェが操縦する航空

機が、トラブルに見舞われて、空軍基地に不時着したと

ころから始まるのだな。


で、パイロットのピシェは、3百人の乗客乗員を救った

ヒーローになるのだけれども、、、その内、マスコミが

彼の前科や過去も、、、と言う展開で、、、航空機事故

がメインではない。



で、映画としては、言いたい事がよく判らない、非常に

雑なつくりの駄作に仕上がってしまっている。


ピシェの負った心の傷の原因や経緯を描こうという努力

は解る。しかし、無理に説明するためか、時間軸をばら

ばらにして脈絡無くシーンがポンポン飛ぶため、非常に

見難い映画に仕上がってしまっている。



正直、面白くない。

こういう事件があったというドキュメンタリーだとしても

ポイントがそれている気がするし、正直、需要が思い浮か

ばない。


ジャンルのミスリードといい、出来といい、DVDスルー

されてしまって当然の映画だと思う。




★★★★★