2008年の日本映画。2004年の同名小説の映画化作品。

スケベなおじさんは、人のセックスを見て笑うシーンを想像し
て、妙な官能映画を期待するわけなんだけれども、、、見てみ
ると、そんな過激な部分は見受けられない。

これって、純愛映画かな? 「19歳のボクと39歳のユリのいか
れた冬の物語」って話だから、歳の離れたカップルの純愛映画
を狙っているのかな。個人的には20才の夫婦を知っているの
で、特別には驚かないのだけれどもねぇ。。。

しかし、最終的にふたを開ければ不倫になる展開は、女に手玉
に取られる坊ちゃんのお話としては定番なのかもしれない。
ただ、それほどインパクトのある部分はないので、結構単調で
退屈してしまう。

なんというか、もう少しちゃんと作れなかったのだろうか?
なんか、けっこう個性的な俳優さんをそろえているのに、いま
ひとつそれぞれの持ち味が生かされていない気がする。まぁ、
自然?と言えば自然体なのだろうけれども、もうすこしひねり
がほしかったかな?

たぶん、終わり方に欲求不満を覚える人が多い気がする。


☆★★★★