2005年のニュージーランドとアメリカの合作映画。ストーリーは伝記
+ロードムービーぽく仕立て上げられている。


邦題は時期によって「史上最速の」と訳されている場合もあるらしい。


今から50年以上前の1960年にボナビルを世界最速で走り抜けた
インディアンのお話。。。と聞くと、まぁ、西部劇に出てくるアパッチが
斧でも持って短距離走をしているように感じるかもしれないが、、、

ここで出てくるインディアンはオートバイの名前なので、アパッチは出
てこない。


舞台はアメリカのユタ州の一般的にボンネビルといわれている地域
だが、個人的に些細なこだわりを持っているのでボンネビルとは書
かず、ボナビルと表記するので、あしからず。


1960年。齢67歳にして当時でも30年前の1920年製のインディ
アン・スカウトというバイクをニュージーランドからユタ州のボナビル
に持ち込んで世界思考速度記録を達成した老人バート・マンローの
実話がベースになっている。


ちょこっと感覚が違うかもしれないけども、なんともホノボノしてしまう
映画だった。。。なんというか、この物語に悪人は出てこない?感じ。
比較的綺麗な時代というか、古きよきアメリカの親切な人々が、アン
ソニー・ホプキンスの演じるバートをサポートして話が進んでいく。


60年代に、すでにオカマちゃんは存在していたのね。。。バートと、
モーテルの受付のオカマちゃんのからみが、ほんのりホノボノして
いて、すごく気に入った。


バートはニュージーランド出身のいわば生粋の田舎者だが、その分、
なんとも純粋で、ものすごくのんきな感じなキャラで、、、名優がその
キャラを十分に表現している。


好きな分野の題材だった。。。実話ベースは面白い。


☆☆☆☆☆