2001年のメキシコ映画


盛りのついたメキシコの少年フリオとテノッチが、スペインの家出した人妻

ルイサと3人で「天国の口」と呼ばれる海岸を目指すロードムービー。


ストーリー的には、高校を卒業したばかりのメキシコ少年が、人妻をナンパ

するためにでっち上げた、架空の素敵な海岸「天国の口」を目指して、、、

人妻に性の手ほどきを受けながら車で旅するお話。。。


複数の若い男の中に、色っぽい女性を一人放り込むと、そこは競争原理
が働いて、いろいろと軋轢を生むものだけれどもね。これは人生で経験済

み。しかしこの映画のように、三角関係が上手く二等辺三角形?となって、

お互いが平等な穴兄弟となると、スリーパーソンズな行為もOKとなって、

事態は安定化に向うのかねぇ?この辺は良く判らない。


この映画では、3パーソンズな行為中に、一瞬、ボーイズラブ?と思える、

オジサンにはちょっと理解できない部分があるかな?


でも、まぁ、この映画は、日本で見るとモザイクだらけで、性行為をアイ

キャッチに使っているような部分はあるのだけれども、最終的に描きた

かったのは、ルイサの悲壮な覚悟のようなものなのかなと思う。


最終的に3人は、それなりの海岸に到着しバカンスを過ごすのだけども、
少しやるせなく悲しい結末が待っている。


まぁ、とってもスケベなオヤヂの目を釘付けにしつつ、エンディングで
ドヨーーーンと落ち込ませるこの映画は、ある意味で秀作なのかもしれ
ない。


子供に見せる映画ではないけどもね。



☆☆☆★★