2001年のカンヌのパルムドールになった作品。


まぁ、見ていて楽しかったり、ほのぼのとする作品ではない。


予期せずに家族を失ってしまった家族の遺失感がメインにとなる。



予期せぬ事故で息子を亡くしたジョバンニは、妻や娘とともに悲し


みと後悔に沈んで行く。 大きな悲しみのあまり、お互いを思いや


る余裕がなく、崩れていく夫婦。 その間に立って、何も出来ず孤


独を感じる娘。。。 崩れかけていく家族。。。


物語は、亡くなった息子宛に届いた一通の手紙から展開して行く。

と言う感じなのだけれども・・・

おそらく、子供に先立たれるのは最も不幸な出来事なのだろう。

自分には想像がつかない…と言うよりは、恐ろしくて想像したくな

い。 もしそう言う状況に立たされたら、他を思いやる事ができる

か判らないけども・・・。

節操なく悲しむ父。崩れて行く両親の間に立って、健気に我慢す

る妹イレーネ役のジャスミン・トリンカが良い。

あと、手紙をくれた少女の同行人は、、、この物語に必要?

確かに居なければ、全員悲しくなっちゃうけども・・・

何か日本人には~と言うか、自分的には違和感を感じちゃう。

でも、これがイタリアの感覚なのかもしれない。。。

どうも、カンヌの作品は・・・、、、不可思議で難解だなぁ。

☆☆★★★