たぶん、映画祭に出店する多くの作品がそうであるように、、、
彼の場合も笑いの中で何がしかの哲学を語ろうとしている様子は見える。
しかし、何が言いたいのか、あまり判らない。
各所にちりばめられた笑いも、彼独特の笑いが判らない向きには有効では無い気がした。
個人的には、彼は一人芝居では活きて来ないタイプだと思う。
彼を活かすには有能なパートナーが必要で、、、
この映画にいたってはそれが居なくて、、、結構すべってるような気がするのだけれども。。。
彼の出演するTVシリーズのように、、、すべった所もすべった事実として笑える・・・
そんな彼の信奉者で無いと、この映画はどうなのだろう?
個人的には、、、
壮大な哲学を織り込もうとして失敗し、使い古された因果応報などのチープな宗教観を
ことさら、わざとらしく声高に叫んでいるような・・・
そんな感じに見えてしまう。
でも、決して面白くなくは無かったが、、、見終わった後の後味は?
口直しがほしくなる作品だった。
これは、あまり人を誘ったりできるような映画じゃないなぁ・・・
☆☆★★★