いわずと知れたアポロ13の船長ジム・ラベルの著作 Lost Moon を映画化したものである。


多少の脚色はあるが、ほぼ1970年のアポロ13号に起こった事故のドキュメンタリーになっている。


実はアポロ13に搭乗したのは当初予定されていた3名ではない。


実際に搭乗したチームは、当初予定されたチームではなく、ジム・ラベル率いるバックアップチームで、ジム・ラベル、フレッド・ヘイズ、ケン・マッティングリーの三名だった。


しかも、そのバックアップチームのパイロットのケン・マッティングリーは、打ち上げ直前に風疹感染の可能性によりジャック・スワイガートと交代している。



原作では、ジムたちが局面した困難の他に、管制チームの行動にも焦点が当てられている。


この映画の主役は船長のジム・ラベル役のトム・ハンクスなのだろうが、、、個人的には、この映画の主役は、渋い主席飛行管制官であるジーン・クランツ役のエド・ハリスなのではないかと思う。とにかくエドの演技が渋いのだ。


映画では詳しく触れられていないが、エドのジンクスのチョッキも再現されている。


ケン役のゲイリー・シニーズも渋い。



この映画は、ドキュメンタリーとしても見る価値がある。



☆☆☆☆★