別れた彼の話を新年早々蒸し返す実親。
もうやめて。
あんたたちは面白おかしく話がしたいだけなんでしょう。
私は別れた彼たちは好きで、ほんとにこの先も一緒にいれたら良いと思って付き合ってた。
ほんとに子供のことが大事なら、
子供が傷ついたときの話なんて蒸し返さない。
子供の職業がみすぼらしいなんて言わない。
私のことなんて大事でも何でも無い。
ただ、自分たちの虚栄心を満たすため、
私を利用して周囲によく思われたいだけ、
それだけのために生まれた子供だから、
自分たちの言葉で、私が傷つこうが泣こうが関係ない。
虚栄心さえ満たせればそれで十分な連中だから。
本当こんな家、生まれなければ、
辛いこと苦しいこともあるけど、東京で踏ん張って生きられる場所があるのが、私の唯一の心の拠り所。
新年早々、元彼たちのことなんて思い出したくなかった。
こんな家、私を追いつめていくだけ。
今はまだ闇しか見えないとしても、
どうか、少しだけで良いから、私も光が欲しい。