the world will be as one
テスト終了!!
一応今回の旅ではもう学校には通うつもりもないし、通えない。通算約三ヶ月のスペイン語学校での勉強と、約六ヶ月間の道端、飲み屋、バス、ホテル、その他いろいろ楽しいとこから、怪しげなとこでの練習の総決算のつもりで挑んだ。
結果は明日でるんやけど、それなりに、ほんまにまあ三ヶ月勉強しましたよっていう申し訳程度にはできたつもり。
今日ふらりと立ち寄った怪しげなショッピングセンター。
ネットが街中より三割ほど安くネットゲームや、プレステでウイイレに熱中する少年少女たちがいた。
どうも、今流行っているらしい日本の秋葉原、日本橋的な空気がムンムンとした。
セイント聖矢やら甲殻機動隊やらのポスターが貼りだされた店に入る。
日本アニメのDVDやらフィギアやらが所狭しと並んでいた。
日本人の僕でもわからんようなアニメを真剣に物色する大人しそうなペルー人の男の子。
どこの世界も同じ同じ。世界は一つ。
日本語を勉強している中南米人は大概がアニメ、漫画から日本語に入ってくる。
空手、剣道なんかから入ってくる人もいる。
地球の裏側の言語、文化に興味を持ってくれてなんかうれしいな。
時間の旅って?
明日はもうテストだ。
一ヶ月スペイン語のクラスでほんとに和気藹々と過ごすことができた。
アメリカ、ドイツ、フィンランド、オランダ、インドネシアなどいろんな文化の人とも関われたのがいい経験になった。
それにしても時間の流れが速い。
あっという間の一ヶ月。
時間は永遠ではないにしろ、始めは永遠のように感じる。
でも、いったん過ぎてしまえば一本の線ではなくたった一粒の点ように思えてしまう。
人間っていうのはほんと不器用に、そしてまたある意味都合よくできているできてるもんだ。
限られた時間。
今やるべきことを優先してやっていける人間になりたい。
では、勉強勉強…
AMIGO
最近すごい楽しく過ごせてます。
日本から友達、平田が来ました。
平田とは大学、学部、学科、専修、専門分野の違いで現在のゼミこそ違えど一年前まではずっと同じゼミに所属していた。彼は一年のころからナスカの地上絵について勉強していて、僕もペルーについてずっとやっていたので、何かと話すことが多かったし、気もあった。彼が今回ペルーに来たのはナスカについての文献探し、またスペイン語の勉強のためである。現在はエクアドルのキトで勉強中。
一日だけ会うことができて、鶏を食って軽く飲んだ。なんだか久しぶりにほっとした。
コロンビアで知り合った健太郎君 もリマまで下ってきた。
年も近いし大学休学中で帰ったら就活という自分とまったく状況なのでなんだか気が合う。南米旅行者は平均年齢が20後半から30前半なので年が近いってのは大きいですね。
一緒に中華食いに行ったり、日系人協会に漫画読みに行ったり、その他タノシイところにいったりとタノシク過ごしてます。
友達ってのはホント大切である。
ところで、友達のスペイン語訳はご存知「アミーゴ」である。
でも、どうやら南米の人が使うアミーゴと僕らが使う友達では多少意味合いが違うような気がする。
町を歩いているとアミーゴ、アミーゴと声を掛けられることがしばしばある。ようは「トモダチ、トモダチ」である。フレンドリーに聞こえて悪い気はしない。
しかし、彼らは道端の犬、猫にもアミーゴと声を掛ける。なんでも自分の飼っている金魚、果てはサボテンなどにまでもがアミーゴの範囲に入るようだ。
つまりアミーゴってのはもちろん友達という意味もあるが、呼びかけに使われる「やあ」とか「おい」ってな感じでも使われるのでる。
よく町で「トモダーチ」とアミーゴを直訳して声を掛けられるが、変な感じがする。英語の「Friendo」の同じだろう。まあ、そんなことを気にする人はいないだろうけど…
余談ですが、アルゼンチンでは呼びかけに「チェ」をいう言葉を使います。
そうです、あのチェゲバラのチェはここから来ています。
ゲバラの本名はエルネスト・ゲバラ。なんでもキューバ革命前のメキシコかグアテマラ滞在中にゲバラがアルゼンチンだと言う理由でチェ、チェと言われたのをゲバラが気に入ってその後もこれを愛用したとか。
食い倒れの街
リマでの食生活について。
最近は外食です。
朝はあんまり食べませんね。なんだか時間がなくって。ヨーグルトを飲んでいる。
昼は近所のメルカドで定食を食べる。
3.5Sol(1$=3.3sol)でペルーの家庭の味が楽しめる。
たとえばアロスコンポジョ。ご飯を鶏肉を香草で炊き上げた料理。
ロモサルタード。白米に牛、たまねぎ、ジャガイモの炒めものをかける焼肉丼みたいなもの。
これで腹いっぱいになります。
夜は近所の中華料理屋へ。中華街まで足をのばすこともしばしば。
5~6solでワンタンスープ、焼き飯、その他一品(焼きそば、酢豚風のものなど)。
ペルーの中華は案外いけます。
というか、中華街に象徴されるようにペルー、リマには中華料理屋が山ほどあります。
歴史的に日本人が移民される背景には、苦力(クーリー、中国人の奴隷的労働力)の廃止という事柄がある。日本人入植より早い約150年前ぐらいから中国人がペルーの入ってきていた。と何かの本で読んだような…
今まで訪れた他の中南米諸国に比べて、中国人の数(中華料理屋の数)が明らかに多いような気がする。クーリー以外の中国人はどのようにペルーにはいったんやろうか?
詳しい人バトンタッチです。
リマ15日目
彼の行方
昨日はあんだけグチグチ言っときながら、一晩たてばケロリと登校。
授業を終えて、筆箱を置き忘れたであろう場所で聞き込みを開始するも、誰も筆箱はみてないという。
破れかぶれでアイス屋の親父に、筆箱知らんかね?と聞くと、あ~それ俺が昨日拾って、今うちにあるよ。って。
親父!!
てめぇ、最高なやろうだっ!
よしっ、一番高いアイスを出しやがれ!
と、1.5ドルぐらいするアイスを購入。
月曜日にまた来るからその時わたすね。ってことで別れた。
ペルー人だから来るかどうかは確かではないけど、まあ筆箱が返ってく来るかもしれないってことで有頂天。
こんなことで幸せになれるんです、僕は。
単純男、万歳であります。
一喜一憂、万歳であります。
最近つくづくしょーもないことで日記を埋めようとしてる気がする。
はいはい、ちゃんと書きますよ!
ただ、最後に一言、
皆さん、生きてるってすばらしいですね!!
AIR in シャーペン
ふでばこをなくした。
あの子からもらって何年も肌身離さず恋人のように大切に持ち歩いていたあのふでばこが…
…とかいう思い出深いものでもない。ただ、長年使ってきたシャーペンやら結構出のいい赤ペンやらが入ってたからショックはでかい。。
そういや、あの子からもらったパスポートの次に大事な青いボールペンも…
いや。…とかいうのも入ってない。
何が言いたい年ねん!!と言われても、大して言いたいこともないのであります。まあ強いて言うなら、そこまで大事なものではないにしろまた買い集めて費用がかかったり、中南米の品質ですからインクのでが悪かったりでストレスがたまるだろうと思われるのが嫌なだけ。
ようは愚痴です。
最近愚痴っぽくなってきました。
グチグチ言う男はもてないよ。と言われても、僕はグチグチ言い続けるような気がします。
そんな今日のリマも霧がかっています。
当分晴れないでしょう。
ではでは、おやすみなさい。
って、何書いてんだか…
クラスは順調。友達も出来はじめた。アパートは見つからず。今の宿泊費だけがかさんでいく。
呆然としたリマの夕霧
今日、初授業でした。
あれだけグチグチ言いましたが、無事初日を終えました。
多国籍20名のクラスで、レベルも丁度よかったのでまあ楽しく一ヶ月やっていけそうです。
授業後に日系人会館へ。
ってか、
日系会館ってビルよっ!
ビルっ!?
十階建てぐらいの!!?
いやはや、びっくりしました。
図書館へ行き、またびっくり!
蔵書一、二万冊ぐらいはあるでしょうか。
小説から各種辞典までよりとりどり。
日本語に飢えてる旅行者にはたまらんです。
なんと漫画もよりどりみどり。
久々の早起きのため『ダイの大冒険』と『シュート』を枕に二時間ほどお昼寝。
元気満タンで移民史料を探す。
で、でっ、またビックリ!!
棚二個にびっしりと移民史料が。
ペルー移民をまとめた様なもはもちろん、沖縄県人会など各県人会の冊子、ブラジル、アルゼンチンなどの各国の移民史料などこれまた選り取りみどり。
はっきり言って呆然として眺めるしかない。
いやはや、大変な一ヶ月になりそう。
今日もリマは霧がかってます。
関西昭和味
明日からスペイン語学校です。
なんかこんな気分。
明日バイトの面接です。
明日バイト初日です。
明日初めてのデートです。
明日は中南米旅行の出発日です。
明日は大学初日です(そのまま?)。
明日は高校初日です(え、そのまま?)。
明日は転校初日です(もういいね)。
自分から首突っ込んどいたり、楽しみなはずやのに、前日になって、あぁ~こえぇ~、とか、めんどくせ~、とかなんだかんだ言い訳して、散々したのに一日でいいから心の準備をさしてくれと無茶なお願いをする時のあれ。新しい環境とか人に対しての心の動揺を抑え切れない時のあれ。そわそわして漫画も読めん本も読めんテレビもまともに見れんって時のあれ。妙にドキドキしてあぁ~飲むかっ!!って時のあれ。
わかりますかね?
わ、わい…わいほんま小心者やわ…(関西昭和味)