2005年にデビューし、北欧に「スリーズメタル」と言われるブームを巻き起こしたスウェーデンのバンドの5thアルバムです。

未だにこの「スリーズメタル」って言うのが個人的にはまだよく解っていないのですが(ただ単にちゃんと調べていないだけ)、
初期のモトリーやスキッドロウの様な、どこかクールっぽさが有りながらもパワフルに演奏するLAメタル風の匂いが非常に出ていて好きなバンドです。

これまでヴォーカルの入れ替わりが沢山あり、なかなか固定していないのが難点ですが、
今回から適任されたガブリエル•キーズの歌唱力はこのバンドにピッタリだと思います。

上記で書いた通り相変わらずパワフルでダイナミックな80'sハードロック風の楽曲が揃っており、全体的にはバッドボーイ的な表現が成されています。
3曲目のIdiotsや6曲目のCrazy等から強調されている様に、正直パロディ感満載の「はっちゃけた感じ」って言うのは僕個人的にはあまり主食としては聴かないのですが、時折見える華々しいギターソロや重いイメージの楽曲もたまに有ったりして、今のHR/HMムーブメントにはこう言うバンドも必要だろう、と、聴きながら思います。

地元のスウェーデンロックフェスに出演したり、EUROPEのライブのオープニングアクトとして出演したり、勢力的に活動はしているので、
後はヴォーカリストの固定、これが出来ていれば今よりもファンは増えると思います。