あなたの潜在能力を開発するツールや教材 -7ページ目

バイノーラル・ビートは最も効果が薄い手法である その5

今までは、音の刺激による
脳波コントロールについて
述べてきましたが、
さらにもっともっと強力な方法があります。

ひとつは
光の点滅のリズム
であり
もうひとつは
体へのタッピングのリズム
です。

光の点滅のリズムに脳波が同調することは
バイノーラルビートが提唱される40年近く前、
1934年に発見されました。
ここから脳波をコントロールすることについての研究が
スタートしたといっていいと思います。

光の点滅は実に強力です。
簡単にトランス状態・変性意識状態にしてしまいます。

悪い例としてはポケモンショックが思い出されますが
光の強さを加減して、点滅のリズムをゆっくりすることで
潜在能力開発に有効に活用することができるのです。


ボイジャーエクセルなどの潜在能力開発マシンに
バイノーラルビートの効果を強化するものとして
LED光の点滅が採用されています。



光の点滅でバイノーラルビートをサポートするものとして
マインドパルサーという商品もあるようです。



一方で
体へのタッピングのリズムに
脳波が同調することは
1942年にデンプシーとモリゾン両氏によって発見されました。

残念ながら、これを応用した商品は殆どないようですが
自分で自分をタッピングしても気持ちが良い理由のひとつに
タッピングで脳波がゆっくりになることがあるかもしれません。

このように
光の点滅とタッピングは
非常に強力な脳波コントロール方法ですが、反面、
単純な脳波にしか制御できないので
あくまで音の刺激のサポートに
留まっていると考えられます。









バイノーラル・ビートは最も効果が薄い手法である その4

前回は、バイノーラルビートは
効果が薄い手法であることを
提唱者であるオスター博士自身も認めている
という話をしました。

効果という面からだけで言うと
モノラルビート >> バイノーラルビート
なのですが、

さらに強い手法があります。

いちばん最初の
バイノーラルビートは最も効果が薄い手法である 1
に書いたように
音のビートのリズムです。

たとえば
太鼓を1秒間に4回のリズムで叩き続けると
4Hzのシータ波が現れてきます。

音のビートのリズムに脳波が同調することは
1959年に発見されました。

でも、アフリカや中南米の部族の儀式では
ドラムのリズムで参加者をトランス状態にすることが
頻繁に行われていたわけですので
昔からわかっていた手法ということができます。


これの応用系として
音に色々な変調を加えて、
変調のリズムに脳波を同調さ せるという手法もあります。
これは日本製の潜在能力開発マシンであるマイトレーナーに採用されています。
CDでは、Brain Sound Questにも変調系の手法が使われています。

また最近は
アイソクロニック・トーンといって
一定のリズムでパルス音を発生させるような
手法をいってるものもありますが
同様の手法と言ってよいと考えます。

そして実は
ヘミシンクなどのバイノーラルビートといってるCD、
ゲートウェイ・エクスペリエンスでも
マインドフード系のCDでも
この手法が補助的に使われているのが
わかります。

うなり音が一定のリズムで、ウォン、ウォン、ウォンと刻んでいるのが
その証拠です。

逆に言うと
バイノーラルビートしかないような
ヘミシンクのメタミュージック系や
インサイトCD
などは効果は小さいのは仕方がないかと考えます。


$あなたの潜在能力を開発するツールや教材-アインシュタイン

バイノーラル・ビートは最も効果が薄い手法である その3

バイノーラルビートとモノラルビート その2

昨日の続きです。

バイノーラルビートとモノラルビートを比較した場合
どちらが効果が強いかというと

これはもう
圧倒的にモノラルビートの方が効果が高いです。


下の波形は、バイノーラル・ビートを提唱した
ジェラルド・オスター博士の論文からのものですが、

バイノーラル・ビートの振幅は小さく
モノラル・ビートの振幅は大きい
ことがわかります。

●バイノーラル・ビートの波形
$あなたの潜在能力を開発するツールや教材-バイノーラルビートの波形

●モノラル・ビートの波形
$あなたの潜在能力を開発するツールや教材-モノラルビートの波形

また、同じ論文で、
オスター博士は
バイノーラル・ビートが生じるうなり音は
ささやき声の1/100の大きさであると
述べています。

このように
バイノーラルビートというのは
広く使われているけれども
効果としては非常に小さい手法である

ということがいえると思います。

(だからといって
バイノーラルビートのものは使うのを止めた方がいいということには
なりませんので、念のため)