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Sony Ericsson Xperia NX SO-02D レビュー

NTT docomo向けのSony Ericsson製W-CDMA/GSM端末「docomo NEXT series Xperia NX SO-02D (以下、SO-02D)」を触ったので、SO-02Dについて感じたことを簡単に書いておこうと思う。

SO-02DはSony Xperia S LT26i (以下、LT26i)の日本向けモデルである。

Xperiaの新端末はどれくらい良くなったのか試してきた。

レビューした端末は製品版ではなく、開発途中の端末であるという点を考慮して読んでもらいたい。

手に取った時は筺体が大きくて少し重く感じたが、リアは曲面になっていて持ちやすかった。

端末が大きくなっても、持ちやすく工夫されているのは嬉しい。

カラーバリエーションはBlackとWhiteが用意されている。

どちらの色もベゼルは黒色となっている。

LT26iはSONYロゴが入っているが、SO-02DはSony Ericssonロゴとなる。

デザインはなかなかクールな印象である。

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リアはマットな加工となっており質感は良かった。

イルミネーションより上の部分が取り外し可能となっている。

リアカバーの取り外しは可能だが、電池パックの取り外しは不可である。

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Blackのフロント。

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Whiteのフロント。

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Blackのリア。

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Whiteのリア。

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カメラの下にはカメラフォトライトを搭載している。

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上の側面。

電源キーやイヤホン端子を備える。

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右の側面。

HDMI端子とボリュームキーとカメラキーを備える。

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左の側面。

Micro USB端子を備える。

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下の側面。

ストラップホールを備える。

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ナビゲーションキーは透明のパーツの上にある点の部分である。

透明のパーツはイルミネーションとなっており、非常に綺麗である。

ナビゲーションキーの記号は透明のパーツの上に書いてあるが、透明のパーツの部分をタッチしても反応しない。

タッチセンサ方式のナビゲーションキーで、左からクリアキー/ホームキー/メニューキーとなっている。

ナビゲーションキーの感度はもう少し良くしてもらいたいところだ。

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透ける構造なので、リアからもナビゲーションキーの記号が見える。

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通知ライトはディスプレイの右上に搭載する。

充電時は電池残量の度合いによって色が変わる。

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ホームアプリのUIやテーマ設定等が変更されている。

UIは変わっているものの、ホームアプリの機能や構成等は基本的に同じである。

主にホームアプリ等を操作した様子を動画で撮影してきたので見ておいてもらいたい。



プリインストールのホームアプリであるSony Ericssonホームのバージョンは2.2.A.0.11である。

SO-02D専用ではなく、Xperia ray ST18iへ移植しても問題なく動作した。

因みに、SO-02Dはdocomo Palette UIもプリインストールしているが当記事では無視しておく。

Xperia rayに新しいホームアプリを導入したことについては別の記事を参照。

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電源キーを長押しするとスクリーンショットの撮影が可能である。

試しにホーム画面のスクリーンショットを撮影しておいた。

テーマはSilk, Turquoise, Emerald, Sapphire, Gold, Ruby, Amethystが用意されている。

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ストレージを見てみた。

内部ストレージは合計容量が26.58GBで、空き容量が26.32GBであった。

本体メモリは空き容量が1.78GBとなっていた。

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無線とネットワークの設定にはテザリングの項目はあるがNFCの項目は無い。

LT26iはNFCに対応するので、SO-02Dも対応しておいてもらいたかったところだ。

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無線LANテザリングのセキュリティはOpenとWPA2 PSKのみである。

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日本語入力システムはPOBoxTouchをプリインストールしている。

POBox Touchのバージョンは5.0である。

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キーボード設定の項目ではXperia Japanese keyboardと表示される。

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ダイヤル画面。

設定したテーマの色はダイヤル画面にも反映されている。

レスポンスが少し遅かったので、改善してもらいたいところだ。

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マルチタッチに対応しており、同時に10点まで検知した。

11点以上は確認していない。

タッチパネルの感度は良く、特に大きな不満は感じないと思われる。

ディスプレイの発色は非常に綺麗であった。

高精細さと綺麗さを備えたディスプレイで、とても魅力的に感じた。

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標準ブラウザを操作する様子は動画で撮影してきたので見ておいてもらいたい。

軽いページだと動き良いが、重いページを開くとカクカクする場面もあった。

製品版では改善されていることに期待したい。



当ブログにアクセスした際に標準ブラウザのユーザーエージェントを取得しておいた。

SO-02Dのユーザーエージェントは下記の通り。

Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 2.3.7; en-gb; SonyEricssonSO-02D Build/6.0.A.1.180) AppleWebKit/533.1 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile Safari/533.1

カメラのUIは新しくなっているので、UIが分かるように動画で撮影してきた。

起動が速くなっていることも分かるので、動画を見ておいてもらいたいところだ。



カメラの画質については2枚の作例をアップしておいたので、そちらを参考にしておいてもらいたい。

設定は特に弄らず、画像サイズは最大サイズである1200万画素(4000*3000)で撮影した。

画像をクリックすると外部サイトに飛ぶので、更にリンク先の画像をクリックすると無加工の作例の閲覧が可能である。

一つ目の作例。

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二つ目の作例。

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複数のベンチマークアプリケーションで性能測定を行っておいた。

ベンチマークアプリケーションでの測定結果は、状態によって数値が前後するのであくまでも参考程度にしておいてもらいたい。

使用したアプリケーションはAnTuTu Benchmark、Linpack for Android、NenaMark1、NenaMark2、Quadrant Advancedの5種類である。

AnTuTu Benchmarkのトータルスコアは6539、Linpack for Androidのマルチスレッド処理のスコアは84.039~88.585、NenaMark1のスコアは57.30、NenaMark2のスコアは37.30、Quadrant Advancedのスコアは3348。

SO-02DのFingerprintは下記の通り。

docomo/SO-02D_20111227130520/SO-02D:2.3.7/6.0.A.1.180/S_v_zw:user/release-keys

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AnTuTu Benchmarkの詳細なスコア。

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Service Menuには*#*#service#*#*で入ることが出来た。

Type NumberはAAD-3880136-BVである。

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対応周波数はW-CDMA 2100(I)/1700(IX)/850(V)/800(VI/XIX) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。

LT26iはW-CDMA 2100(I)/1900(II)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応しているので、対応周波数よりSO-02DとLT26iはハードウェア的に異なると思われる。

SO-02DはSIMロックの解除に対応しているのでNTT docomo以外のSIMを使用することも可能であるが、SIMカードのサイズがmicroSIMサイズとなっているので注意が必要だ。

公式なブートローダのアンロックには非対応となる。

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build.propを見てみた。

ro.semc.product.deviceがLT26となっていることより、LT26iの日本版であることが分かる。

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今回レビューしたSO-02Dのバージョン情報は下記の通り。

Model number:SO-02D
Android version:2.3.7
Baseband version:M8660-AAABQOLYM-314003T 1 [Nov 28 2011 17:00:00]
Kernel version:2.6.35.11-307003+ SEMCUser@SEMCHost #1
Build number:6.0.A.1.180


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全体を通して動作面では概ねサクサクしていた印象である。

ディスプレイがとても綺麗で、カメラの起動や撮影の動作が機敏になった点は非常に嬉しい。

ただ、ナビゲーションキーの感度や一部アプリにおいてのピンチ操作等は改善する必要があると感じた。

レビューした端末は製品版ではなく、最終仕様は異なる可能性もあるので注意してもらいたい。

製品版では当記事で挙げた不満点が改善されていることを期待したい。

動作等の感じ方は現在使っている端末の違いや個人の感覚によって左右されるので、実際に購入を検討している場合は実際に触ってみてから判断することを強く勧める。

追加事項あれば、当記事に追記していく予定である。